こんにちはマクフライです。今日は少し変わったペアリングを紹介したいと思います。それがこちら・・・
焼きにおにぎり×赤ワイン???
これです。正直私も最初は合わせる気はまったくありませんでした。・・・・何故このペアリングが生まれたかというと、本当はある有名な福岡の名物的おつまみとこの赤ワインを合わせる予定だったんです。(このとことはいつか書きます)
そしてそのペアリングをした後に、この焼きおにぎりを「単体」で食べる予定でした・・・・
しかし、この福岡のおつまみとこの素晴らしい赤ワインがあまり合わなかったんです・・・
そこで、記事を書くことをあきらめ、このおにぎりを食べて、グラスに残ったワインを
飲んだところ・・・・・
めちゃくちゃ美味い!!!
そこで今回、この記事を書くことにしました。
ワインに合う焼きおにぎりの秘密とは・・・・
写真には2種類のペーストを乗せた焼きおにぎりがありますが、このミディアムボディの赤ワインと抜群の相性を見せた焼きおにぎりは赤丸で囲った下段のものです。(見た目悪くてすいません)
このおにぎり、何が乗っているかというとこちら・・・
皆さまご存じの和食界のおしゃれ番長、久世福商店のおかずみそおにぎりです。
使い方は簡単で、おにぎりにこのペーストを乗せて、トースターで焼くだけです。
ちなみにおにぎりはゴマ油、めんつゆ、醤油、だし、みりんで味付けしております。
おにぎりを実食
このお味噌の味わい、ただものじゃありません。めちゃくちゃ濃い!!!
口に入れると甘じょっぱい(辛い)味噌の風味が口いっぱいに広がります。でも、お米と相性抜群。商品名におにぎりと書かれているのは伊達じゃありません。一口食べると味の濃さにやられ、二口目、三口目がとまりません。お酒と合わせるだけでなく、飲んだ後の〆にもよさそうです。
※この商品、なぜかHPで見当たりません・・・もしかしたら終売した可能性あります。
アウトレットには売っていますので見かけたらぜひお試しください。
一応久世福商店さんのリンク張っておきます
合わせるワインはこちら・・・熱狂的なワインファンを生むピノ・ノワール
ピノ・ノワールは世界的にも有名なブドウ品種。ワインかじりたての人は「カベルネソーヴィニヨン」か「ピノ・ノワール」どちらかを覚えていれば、なんとかなります。
そんなピノ・ノワールの特徴は華やかな香りで、「渋味」というよりもどちらかというと「酸味」が強く、「パワフル、濃い」というよりも「エレガント、華やか」という言葉がピッタリのワインです。
そして、この カーヴ・サン・ヴェルニ (cave saint verny)の特徴が際立っているのは産地です。
通常「フランスのピノ・ノワール産地はどこ?」といえば100人中95人がブルゴーニュ地方と言います。残りの4.9人はアルザス地方かラングドック地方と答えます。つまり、このワインの産地はほとんど出てきません。では、一風変わった0.1人が答える、このワイン産地はというと・・・・
ワインでは全くの無名であるオーヴェルニュ地方で作られているんです。
日本で例えるのであれば、お米の産地と言えば、新潟、秋田!!!と回答するのが普通なのにその中で大阪府!と答えるようなものです。
ちなみ、オーヴェルニュ地方は昔1ℓ for 10ℓ(ワンリッター フォー テンリッター)で一世を風靡した「Volvic」(ヴォルヴィック)の産地で有名なところです。ヴォルヴィックは2020年に日本での販売が終了してしまいましたが・・・・
そんなこんなで産地がワイン業界にとってメジャーではないため、当然お値段はブルゴーニュなんかに比べると大分お手頃です。
しかし!!!!その実力を侮るなかれ!
テイスティングコメントは後述しますが、このお値段でピノ・ノワールの果実味たっぷりの
エレガントで華やかなな味わい、そしてピノ・ノワールの真骨頂である綺麗な酸味を楽しめます。
正直この値段でこの美味しさは犯罪です。ブルゴーニュ産ではそもそも、この価格帯のピノなんてほとんどありません。
では、このピノ・ノワールとおにぎりがどんなペアリングを見せるのか。記載させていただきます。
ピノ・ノワール×焼きおにぎりのペアリング
ワインを飲んだのち、おにぎりを口にする。
するとなんと、味噌おにぎりの濃厚な甘じょっぱさがこのワインのピュアな赤いベリー系の果実味を増幅させ、ワインの味わいをよりはっきりと感じられるではないか。
例えるなら、恋人と別れた時に頭の中に「タイタニック」のテーマが流れ、より一層悲しくなってしまうあの感じ。
味噌によって、このオーヴェルニュのワインの旨味がさらにパワーアップするのです。
これは、おそらく、一部のカリフォルニアなどの太陽をたっぷり浴びた温暖な産地のワインでは味わえないと思います。(もともと果実味が強いため)。このピュアな果実味だからこそのペアリングではないでしょうか。
もし、当初予定していたおつまみとこのピノがぴったりだったらおそらく思いつかなかったです。
「涼しい地域のピノ×味噌」この組み合わせは今後も使えるかもしれない。
是非参考にしてみてください。
個人的テイスティングコメント
外観は輝きのある淡いルビーレッドだが、中心に向かうにつれて色が濃くなる。エッジは赤色が強く若々しい。香りの第一印象はザ・チャーミング。フレッシュなチェリーやストロベリーの香りにプラスして、バラの花びらやハーブのニュアンスを感じられ、このワインに清涼感を与えている。
味わいは瑞々しく、柔らかいアタック。ただ、アルコールのボリュームが14%と意外と高い。それでも口中で広がる綺麗な酸と旨味たっぷりのベリー系がこのワインの味わいの中心でフィニッシュにかけては程よい苦みを感じさせます。
ピュアで本当においしいワイン。 オーヴェルニュ地方 私も舐めてました・・・
ぜひいちどお試しください。
まとめ
- 味噌味はピュアなピノ・ノワールの味を強調する。
- おそらく、涼しい地域ex:アルザス(フランス)やバーデン(ドイツ),パタゴニア(アルゼンチン)のピノと味噌は相性抜群。
- 焼きおにぎりにワインは合う。
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