【テイスティング重要品種】ソーヴィニヨンブランの国別テイスティングとファミリーマートの新商品

テイスティング

お疲れ様です。マクフライです。テイスティング頻度上げております。

このサイト「バンフ=vin who love people 」の記事数も増え、やっとワインブログっぽくなってきました。今日は白ワインの基本中の基本品種、そしてフレッシュな白ワインの代名詞であるソーヴィニヨンブランの比較テイスティングを行い、さらに今話題のコンビニフード、ファミリーマートの新商品「ころじゃが」と「フィッシュフライ」との庶民的お手軽ペアリングを行いましたので是非参考にしてみてください。

それでは早速検証していきます。

チリとフランスのソーヴィニヨンブラン

1本目:エラスリス アコンカグアキュヴェ ソーヴィニヨンブラン 2020
国:チリ アコンカグア

ERRAZURIZ aconcagua cuvèe sauvignon blanc 2020

こちらはチリの名門中の名門である「エラスリス社」のソーヴィニヨンブラン。

2本目:アンリ ブルジョワ プティ ブルジョワ ソーヴィニヨン ブラン ヴァル ド ロワール 2019
国:フランス ロワール

Petit Bourgeois Sauvignon Blanc Val De Loire Henri Bourgeois 2020

フランスのロワール地方で300年以上の歴史のある生産者「アンリ・ブルジョワ」が作る超正統派ソーヴィニヨンブラン。いろいろなサイトで大絶賛されております。

本日は名門同士の比較となります。

外観

ERRAZURIZ aconcagua cuvèe sauvignon blanc 2020
Petit Bourgeois Sauvignon Blanc Val De Loire Henri Bourgeois 2020
左チリ 右フランス

エラスリスのSB=ソーヴィニヨンブランは薄めのグリーンがかったイエローに対して、アンリブルジョワのSBはやや黄色味の強いレモンイエローとなっております。

意外にもチリ「エラスリス」のワインよりもフランス「アンリブルジョワ」の方が濃い色合いです。

香り

こちらも結構異なる特徴でした。

チリ・エラスリス

香りの特徴はフローラル柑橘系果実の香りにアカシアのような白い花の香りが印象的です。澱からくるイーストっぽい香りやマッシュルームのような香り、そしてセージのニュアンス、また若干還元的です。香りは多層的で奥深いワインです。

フランス・アンリブルジョワ

香りの特徴はフルーティーで発散的。フレッシュなグレープフルーツをはじめとした柑橘の香りに白い花の香り、そして石灰などのミネラルのニュアンスがしっかりとあります。フルーツの香りが強く、とても爽やかなワイン。

味わい

チリ・エラスリス

アタックは柔らかくスムース。わずかに果実の甘味がありボディはしなやかです。酸は丸みがあって、量は豊富。澱の風味とミネラルを感じるフィニッシュとなります。

フランス・アンリブルジョワ

溌剌としたアタック。ドライな口当たりで柑橘系の果実の味がはっきりとしております。ただ、香り程果実の味わいが強いわけではなく、口中でじんわりと広がっていくイメージです。鋭角でしっかりとした酸味が特徴的。後味には苦味が心地よく広がっていきます。

私は最初、チリの方をフランスだと思っていたのですが、まさかの逆の展開。フランスの方が味わいしっかりで、チリの方がふんわり複雑っぽさを感じる味わいでした。

今日はこれらのSBにこのおつまみたちを合わせました。

ファミリーマート「フィッシュフライ」と「ころじゃが」

フィッシュフライところじゃが

全く映えない茶色い画像ですいません!

コンビニフードってチキンとか焼き鳥が有名でどちらかというと肉=赤というイメージが湧きやすいのですが今回は珍しく、魚!!なコンビニおつまみがファミマから発売したので取り上げてみました。

ころじゃがは正直ついで買いです。

フィッシュフライ

ファミリーマートの新商品→公式ページ

おそらくコンビニフードでは初めてではないかというような、魚系食材。

見た目は完全にフィレ〇フィッシュ

半分にすると中にぎっしりとタルタルソースが入ってます。

衣のサクサクとフワフワの淡白で癖のない白身魚にタルタルの酸味がピッタリです。個人的にはレジ前コンビニフードの中ではサッパリ目。

ころじゃが

こちらもファミマの新商品→公式ページ

かわいい見た目です。

周りさくさくで中はちょいべちゃ。じゃがバターっぽい味わいもあり終盤にこんそめの風味がふわっと広がります。これは完全におやつですね。子供人気ランキング高そうです。

それでは早速この2品とソーヴィニヨンブランを合わせてみました。

フィッシュフライ

チリ・エラスリス 相性

食べた後にワインを飲むことでワインの酸味をより強く味わうことができるようになる。
ただ、魚を口に含み、ワインを飲み込むとワインの味がぼやけてしまう。

余韻に合わせるのにはいいですが、一緒にワインと魚を口に含むと微妙です。

フランス・アンリブルジョワ 相性

ワインの酸味、果実味と白身の味わい、タルタルの酸味どれもがお互いに喧嘩することなく
一緒に楽しむことができる。
まさに「料理と合う」というのを体現できる味わい。

同じソーヴィニヨンブランでも、明確に「合う」と「合わない」がはっきり感じられました。酸味の強いタルタルソースには果実味がしっかりして、鋭角的な酸のワインが合う気がします。

ころじゃが

チリ・エラスリス 相性

お芋のほくほく感とワインの柔らかなテクスチャーがよく合っていて口中でしっかりとなじむ。
お芋の香ばしいコンソメの風味もワインの酸味と喧嘩せずにお互い美味しく味わえる。

フランス・アンリブルジョワ 相性

じゃがいもの脂っぽい感じをさっと流して完全に口中をリセットしてくれる。
お互いの味を高め合うというよりも、リフレッシュ的な合わせ方。

2本とも合っていましたが、「合う」方向性が違うなと感じました。

今日は誰でも簡単に手に入れることができるお手軽コンビニフードとワインを合わせてみました。

ワインというとどこか気取って取られたり、フレンチやレストラン料理に合わせるものと思われがちですが気軽に買えるコンビニ商品とも相性抜群です。

そして簡単に飲める一方で深く知ろうと思うと、今回の比較テイスティングみたいに同じ種類のブドウにもかかわらず味わいの方向性が違ったり、合う料理も違うなど奥が深い一面もあります。

とくにこのソーヴィニヨンブランはブドウの個性がしっかりしていて、国や造り手によって大きく味わいが異なってきます。

今日紹介した二本は明確に異なる個性を持っておりますので、是非お試しください。

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