【三権分立】リースリングとオイリーな刺身は抜群にあいます。

ペアリング

こんばんは。マクフライです。

前回テイスティングの記事を書きましたが、今回はペアリングについて書いていきます。

おそらく、勉強したら一発でわかっちゃうランキング1位の白ワインとのペアリングです。

えんがわの刺身

画像加工MAXです(笑)

今日のペアリング対象はこいつです。えんがわの刺身です。

えんがわの刺身なんて珍しいと思いスーパーで購入しました。

えんがわの特徴はなんといっても、コリコリとした食感にオイリーな味わい

白身魚だけど、濃厚です。

ワサビとの相性も抜群で、えんがわの濃厚さをリフレッシュしてくれます。

濃厚なエンガワにはどんなワインが合うのか?

正直、お店の方にえんがわに合うワインとして紹介されたのですが、自分なりに仮説を立ててみました。

・白身魚の刺身の味を消さない樽を使っていない白ワイン

・えんがわのオイリーな味わいに負けない酸がしっかりしていて、果実味のあるワイン

もうこのワインしかありません。

ドクターターニッシュ リースリング QBA ファインヘルプ2018

Dr.thanisch riesling QBA feinherb 2018

こちらです。ワインを勉強した方なら、リースリングと言ったらペトロールでしょう。

詳細は後述しますがまさに、THE★お手本通りという正統派中の正統派リースリング

ではこの超優等生なリースリングがどのようにペアリングするのでしょうか。

えんがわの刺身【醤油わさび】×リースリング【ドイツ モーゼル】

もう、教科書レベルの正統派ペアリングですね。

規則正しいおいしさ。それがこの公式です。

リンゴのような果実味×醤油のしょっぱさ×えんがわの脂」

この三位一体の味わいがとんでもないペアリング効果を発揮します。

このワインだけでも十分に美味しいのですが、この3点セットを一緒に食べると、

①ワインの酸味がしょうゆのしょっぱさが中和、醤油の旨味が増長

②ワインの持つ純粋な果実の味わいが強調される

③エンガワのオイリーさをワインが爽やかに変える

本当に美味しいです。3つの要素がそれぞれ、役割を果たしている。

三権分立を説いたモンテスキューも大喜び間違いないでしょう。

個人的テイスティングノート

Dr.thanisch riesling QBA feinherb 2018

外観は輝きのある透き通ったイエロー。粘性はやや強い印象です。

香りは抜群の開きを見せ、エレガントof the エレガント

フレッシュなリンゴにアカシアが香ります。そして何より、品種由来のぺトロール。いわゆる重油香。最近では割とネガティブにとらえられますが、適度なぺトロール香は複雑さを与え、ワインに奥行を与えていると感じます。そして、このワインのぺトロール香は本当にちょうどよい。

溌剌としたアタックにわずかに残糖による甘味を感じるものの、甘味はすっと消えドライな印象。豊富で豊かな酸が口中に広がります。ボリュームは中程度。余韻にはミネラルがをしっかりと感じます。生き生きした酸が主体の中辛口ワインです。

この味わいならばどんな白身魚でも合うと思います。

リースリングって何?って思った方、ワインの勉強をしていて、自分のテイスティング能力に自信を失しなった方、そして白身魚のお寿司にワインを合わせたい方。是非このリースリングをお試しください。

ペアリングの醍醐味と香りによる品種特性を教えてくれるワインです。

まとめ

・オイリーな白身魚には酸と果実味のある白ワイン

・オイリーな白身魚を受け止めてくれるのはリースリング

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