こんばんは。マクフライです。先月ついにワインエキスパートエクセレンスを取得することができました。奇跡です。
試験も終わりましたので今日は試験には出ることがなさそうなマニアックな品種のペアリング記事を書いていきたいと思います。
本日のおつまみはこちら。
このおつまみ、グラファイトミニグリラーで調理すると大化けします。
業務用スーパー 焼き鳥【鶏皮&ぼんじり】
全く映えない画像です。でもしょうがない。
業務スーパーですから。業務スーパーでは映えなんかを考えるより、ガチの旨味を追求した方がよいので、今回はこの焼き鳥を美味に仕上げたペアリング記事を書いていきます。
この焼き鳥、温めるだけで相当うまくなるのですが、懸念点がありまして、フライパンで焼くと大量の脂が発生して肉がべた付いてしまうのです。
特にぼんじりの脂パワーはすさまじく、1個食べた最初の満足感は半端ないのですが、脂パワーにより2本目以降は胃が持っていかれます。
そのため、脂が流れる網焼きなどが本当は理想なのですが、家ではなかなかうまくいきません。そこで、登場するのが、最近の私のおつまみ製造機。グラファイトミニグリラーです。
グラファイトミニグリラーの記事はコチラ↓
グラファイトミニグリラーによる 最強の焼き鳥調理開始
まずは、レンジで1~2分軽くチンして解凍します。軽い解凍にもかかわらずぼんじりからはすでに脂が流出
お皿のタッチラインを割りつつあります。
次にグラファイトミニグリラーに載せ調理開始
こんな感じで火を入れていきます。調理中はゆっくりワインを飲みながら焼き鳥が焼きあがるのを観察します。バチバチと音を立てながら、焼きあがっていく様を見ていくのはまさに道楽。
次第に脂が滴り、「カリっ」と音が聞こえそうな香ばしい見た目になってきます。
肉からあふれ出た脂がグラファイトミニグリラーの下段に吸い込まれていき完成です。
焼き鳥を実食
皮の香ばしさ、噛むたびにあぶれ出る鶏の旨味。外側の「カリっ」と内側の「モチっと」の絶妙なバランスがとんでもない満足感を与えてくれます。
焼き鳥を楽しみたい方はコチラ↓
ペアリングに関して、見た目以上に濃厚でオイリーなこの焼き鳥には濃厚な白ワインが抜群に合うと思うのですが、今回はこのオイリー感をすっきりさせるようなワインを持ってきました。
トランブスティ ヴェルメンティーノ トスカーナIGT 2018
こちらはイタリア地方の知る人ぞ知る土着品種であるヴェルメンティーノ100%のワイン
ヴェルメンティーノの特徴はアロマティックな香りに持続性のある酸と程よい苦み
通常はフレッシュなシーフードやチーズに合わせますが、この焼き鳥に合わせた場合どのような味わいになるのでしょうか。
早速検証したいと思います。
焼鳥×ヴェルメンティーノ
早速焼き鳥にを口に入れます。そしてワインの口に含みます。
ぎゅっと濃縮した鶏の旨味がワインの果実味を引き立てます。果実味が口中で一気にひろがります。
さらに、オイリーな口中を溌剌とした酸が引き締め、さらにワインの余韻に感じるミネラルがすっきりとさせてくれます。
鶏肉の旨味をひきたてつつ、口中をすっきりさせてくれる組み合わせ。なかなかありだと思います。
個人的テイスティングノート
外観は淡いレモンイエロー
白い花や青りんご、洋ナシ、蜜などの華やかな香りにわずかにコリアンダー、石灰のようなミネラルのニュアンスもあります。香りからだと華やかでアロマティックな味わいが想像できますがそうでないのがこのワインの面白いところ。
中程度のアタックに鋭角で活き活きとした酸が中盤から伸びてきてタイトなストラクチャーを形成。後半に感じるミネラルによるほろ苦さは味わいを引き締めてくれます。
絶対に魚介に合いますよ系のこのワイン。たまにはこんな焼き鳥に合わせるのもいいですね。是非一度お試しください。
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