どうも。マクフライです。本日は世界一有名なワインの品種「シャルドネ」の比較を行いました。
濃厚なシャルドネは「フランス」「アメリカ」でどう違うのか。かなりマニアックですが、違いを知るにはちょうどいい検証ですので、是非最後までお付き合いください。
完熟シャルドネ比較
1本目
フォルタンリトラルシャルドネ 2021
生産国:フランス 南フランス
こちらはフランスの中では温暖な南フランスのワイン。もうちょっと詳しくいうとラングドック地方の「セート」と呼ばれる風光明媚なところで造られたワインです。ラングドックのヴェネチアと呼ばれるくらい水が似合う美しいリゾート地。フランスではかなり温暖な地域となります。
2本目
コンプリケイテッド シャルドネ
生産国:アメリカ カリフォルニア (モントレー カウンティ)
こちらはコストコで購入したため、ネット上では見つからず。
モントレーカウンティというのはカリフォルニアにあるワイン生産地で海流の影響で冷涼ながら暖かい日差しにも恵まれる素晴らしい場所。
ともに、ボリュームのあるワインですが、フランスとアメリカでどんな違いがあるか比較テイスティングしてみます。
どちらも白ワインにしては、濃い色あいですが、一緒に見るとカリフォルニアの濃さが一目瞭然ですね。
ともに樽を使った醸造をしております。しかし同じシャルドネでも、国が違うだけでこんなにも色調が違う
これがワインの面白さですね。それでは早速香りを取っていきます。
■香り
フランス
香りは開いていて果実の香りがしっかりと感じられます。熟れた洋梨、白桃などのストーンフルーツにアカシアの花、蜂蜜、石灰のミネラル香に樽の印象。香りからも成熟した印象が伝わります。
アメリカ
こちらも開いており、トロピカル。よく熟した黄桃、パイナップル、トロピカルフルーツにわずかなドライハーブ、こちらにも石灰のミネラル香があります。フルーツの香りが強くジェネラスなワインです。
■味わい
フランス
アタックは力強く果実の甘さをしっかりと感じることができます。アルコールは12.5度と中程度。酸味は鋭角的で、若さを感じます。酸の強さのおかけで香り程重さを感じないワインのイメージ。フィニッシュも苦みがしっかりあり、思った以上にさっぱり感があります。
アメリカ
こちらのアタックも力強い。そして芳醇で果肉たっぷりの果実を嚙みしめたような甘味と酸味が印象的。アルコールは力強く13.9度と、並みの赤ワイン以上のボリューム。かなりのパワフルさを感じ、ボディはがっちりしている印象です。さらに酸味は量が多くシャープで一つ一つの味わいの要素がはっきりしています。まさにわがままボディ。グラマラスでいて、シャープ。手が付けられません。
正直南フランスのシャルドネも南国的な味わいでしたが、カリフォルニアと比較すると、その差は歴然。これがテロワールということを痛感いたしました。
次回は濃厚シャルドネにどんな料理があうのかペアリング検証をしたいと思います。
コメント