最近個人的に町中華が気になっております。
高級料理もいいけど、やっぱり庶民の私には日常的に食べられる食事が落ち着きます。
今日は自宅で気軽に作れる町中華の代表選手、餃子とのペアリングについてレポートしていきます!
本日の餃子
なんとも庶民的な写真で申し訳ございません。
自宅で焼いた冷凍餃子。最近の冷凍餃子は種類が多いうえ、とにかく美味しいものがたくさん。
価格帯もいろいろです。
そんな中で本日選んだ餃子はこちらの肉屋がつくったやみつき肉餃子です。
これはロピアで買える餃子で、30個で確か700円くらい。コスパ抜群です。
味わいは想像以上にお肉が詰まっており、スーパーで買える冷凍餃子の期待値を超えてきました。噛み応えがしっかりあり、肉汁が滴ります。この価格帯では圧倒的に肉が詰まっているのではないでしょうか。
変な惣菜より断然美味しいです。今日は白ワインに餃子を合わせようと思っていたため、タレはポン酢をチョイス。
お肉の味わいに爽やかなポン酢が合わさりスッキリした味わいを楽しめます。
もうこの時点でペアリングか完成されおりますが、今回はこのワインを合わせてみました。
ルイジャド ブルゴーニュ 2020年
ブルゴーニュの名門中の名門ルイジャド。
あまりにも名門で規模も大きいことから普通のスーパーでもよく見かけることがあるこのパッケージ。
ワインを覚えたての頃は、ブランドについての知識もなくスーパーでも販売しているような安ワインと思ってましたが、とんでもない誤解でした・・・
歴史があり、品質が安定している最高のドメーヌで、どのワインを飲んでも間違いありません。
今回はそんなルイジャドのエントリーレベルのワイン。
コストコで購入したため、ネットで購入できるものと多少異なりますが、いわゆる地方名ワインです。
餃子(ポン酢)×シャルドネ
これは間違いないです。
餃子×ポン酢×シャルドネ(程よい樽香&フルーティー)
無敵の組み合わせです。
旨い以外の言葉が出てきません。
餃子withポン酢の余韻にこのシャルドネが合わさった瞬間、それぞれの味わいの要素が同調し、ものすごいボリュームの味わいが口中に広がります。
ピュアな酸味を伴う果実味が肉汁餃子を包み込み爽やかな味わいを作り出すと同時に、ワインのもつわずかな樽香が味わいの複雑さを追加します。
「ジューシー」「サッパリ」とかそういった単純な言葉だけでは表現できない旨味をポン酢と餃子とワインが造り出してくれます。
こんなにも手軽なペアリングを家庭で実現できるとはいい時代になりました。
冷凍餃子万歳!
個人的テイスティングノート
少々グラスが曇っておりますがご勘弁を!(決してワインが濁っているわけではありません)
外観は写真じゃ少し伝わりずらいですが、大分黄色味が強い、グリーンイエローで粘性は軽め。輝きは非常に強いです。純粋な透明とはまさにこのこと。
香りは、控えめでやや還元的。フレッシュなグレープフルーツなど柑橘のトーンが主体的。石灰のようなミネラルを感じる一方、スワリングをするとわずかにバニラやアーモンドなどの樽熟成のニュアンスも感じられる。
クリーンで率直ながらもどこか複雑性を兼ね備えている非凡な香り。
瑞々しさを感じるアタック。辛口で綺麗な酸が主役のややシャープなテクスチャー。フレッシュな酸が中盤以降も持続し、爽やかさを感じます。味わいは柑橘系果実主体の味わいですが、温度が上がってくるとバニラのフレーヴァーも感じることができます。
余韻には柑橘のピール、ミネラルによる苦みが感じられ、味わいを引き締める。
決してフレッシュだけでは終わらない素晴らしいワイン。だからこそ餃子などの脂のある肉料理にもピッタリ合います。
この夏ピッタリのお手軽ペアリング。是非お試しください。
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