無性にカレーが食べたくなる日ってないでしょうか。
なぜかわからないんですがめちゃくちゃカレーを食べたくなる日があります。
そんなカレー記念日にふさわしいペアリングを検証したいと思います。
無印良品のグリーンカレー
手軽に本格カレーを食べたい。
そんな時はこれです。
40種類近くはある無印のカレー
そんな中からひときわエスニック色の強いグリーンカレーを今日はチョイスしました。
ルーから作るには圧倒的に難しいこのグリーンカレー
特徴はココナッツの甘やかな香りとハーブの複雑な香り。
お皿に開けると味わえるこの香りは専門店の香り。
口に入れた瞬間ココナッツミルクの甘さを感じますが、すぐさまカレーであることを思い出させてくれる旨味のある辛味がやってきます。このグリーンカレーは無印の辛さレベルではMAX。確かに辛い。
そして、何よりこのカレーにぴったりなのがこのジャスミン米
細くてサラサラしているので、通常の米よりもカレールーの味わいをダイレクトに伝えてくれる最強の組み合わせ。
自宅にいながらエスニックを楽しませてくれる無印コンビにはどんなワインが合うのでしょうか。
さっそっく仮説を立てます。
・ココナッツ、ハーブと印象的な香りが強いので、香りに負けないアロマティックな香りのワイン
・辛みが強いので甘味のあるワイン
この二つから考えられるワインはコチラです。
ヴィーニャ・エスメラルダ 2020
2019年にNIKKEI+1なんでもランキング「1000円台で欧州満足白ワイン」1位に輝いたスペインの超大手トーレスの地中海をイメージしたワイン。
「エメラルドのワイン」という意味のこのスーパー華やかワインはどのようにカレーにペアリングするのでしょうか。さっそく食べてみました。
【無印良品】グリーンカレー×【スペイン】ゲヴュルツトラミネール
まずこのカレーは辛いです。この辛さによってワインの味わいが打ち消されてしまうのでは???
そんなことを考えていたのですが、全くその心配はありませんでした。
カレーを食べた後、このワイン飲むとまず口中の辛みを一瞬このワインが和らげてくれます。
そして、この「ワインが合う!」と思えるポイントは以下2点です。
①カレーによってワインの味わいが打ち消されることなく、しっかりとこのワインの魅力ポイントであるアロマティックな風味を楽しめる。
②カレーのココナッツの風味を壊すことなく、ワインの味わいを味わえる
かっこよく言うとカレーのココナッツの風味とワインが同調している。
また、ワインを飲み込むと、余韻にグリーンカレーの味わいとほんの少しの辛さがよみがえってくる。
こうなると、再度カレーを食べたくなり、カレー→ワイン→カレーが止まりません。
非常に素晴らしいペアリング。
グリーンカレーにはチャイよりこのワイン。是非お試しください。
個人的テイスティングノート
澄んだ輝きのあるグリーンがかったレモンイエロー
鼻をつけた瞬間から漂うアロマティックな香り。
もぎたてのマスカットに新鮮なライチ、洋ナシと果実の香りがF1並みのスピードで鼻孔を突いてきます。さらに、バラや白い花、少々のスパイスと香りの目立ちたがり屋が一斉に手を挙げてくる。
まさにアロマティックという名にふさわしいワイン。
スムースなアタックで果実の甘味と残糖による甘味がふくよかなボディを形成。
しなやかでやわらかい酸はミッドパレットからフィニッシュまで伸びてきて口中を引き締めます。
余韻は中程度でアフターにはわずかな苦みを感じます。流行りの言葉で言うならまさにパンジェントなワインといえるでしょう。パンジェント=pungent(刺激的な)
このワインに使っているブドウはマスカットとゲヴュルツトラミネールというブドウ。
ワイン好きの人であれば、必ず一度は名前を呼んだ際に噛んだことがあるであろうブドウ、それがゲヴュルツトラミネールです。
ワイン好きでない人は是非一度このゲヴュルツトラミネールを飲んでみてください。
本当にライチの香りがして、こんなワインあるの??って感じになります。
魅惑的でいて、ちょっと知的好奇心をくすぐるような名前のゲヴュルツ。
是非ゲ一度お試しください。
まとめ
グリーンカレーにはアロマティックでわずかな甘口ワインを
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