こんばんは。マクフライです。2023年になりました。23年初めての記事は食材からではなく、ワインをテーマとした記事を最初に書こうと思います。
また、結論はまとめに書いておりますのでささっと要点を知りたい方は全てすっ飛ばしてまとめだけ見てください。
バローロを味わう
なんか、ゆっくりワインを味わいたいなぁ、大人な味わいを楽しみたいなぁと思う今日この頃。そんな時にお勧めのワインがバローロです。
王のワインと言われるほど偉大で長期熟成が可能なワイン。バローロってなんだ??という方は是非このエノテカさんの記事をお読みください。バローロについて詳しく書いております。
リンクはコチラ→王と讃えられる偉大なワイン
細かいことはどうでもいい!!簡単に言うとバローロって何なんだ!!という方のために3行でバローロをまとめました。
1.イタリア高級ワインのビッグボス
2.複雑で長期熟成もできるワイン
3.ジューシーな肉との相性抜群
こんなイメージを持っておけばとりあえずはOK。さっそく飲んでみましょう。今日のワインはコチラ
アンタリオ バローロ 2014年
このワインはさそり座の中心の星である「アンタレス」の名を冠したワイン。無数にある星の中でもひと際有名で特別な星であるアンタレスはまさにワインの王であるバローロにピッタリの名前です。
※ただ残念ながらこのワイン、ネットでは品切れしているそうです・・・
早速このワインを飲んでみようと思うのですが、せっかくならいいグラスで飲みたい。
どんなグラスがいいのでしょう。赤ワインの種類は複数ありますが、大まかに分類するならば世界にはボルドー型とブルゴーニュ型の2種類しかありません。
※グラスの細かい説明はフィラデスさんのこちらの記事を参照ください。→ボルドー型、ブルゴーニュ型
「ディズニーorUSJ?」「野球orサッカー?」「ボルドーorブルゴーニュ?」
究極の二択を解決するため、早速検証してみました。
ボルドーグラスorブルゴーニュグラスでバローロを飲んでみる
バローロをグラスに注ぎます。見てくださいこの色合い。真横の写真でもわかるくらいオレンジがかったガーネットカラーが見て取れます。熟成が進んでいる証拠です。
飲むのが非常に楽しみ。それでは早速それぞれのグラスで香りと味わいを見ていきましょう。
ボルドーグラス
ボルドーグラスはワイングラス界のメッシ、リーデル社が贈るコスパ抜群のブランドライン「ヴィノム」のものを使用。
ボルドーグラスの特徴は大ぶりで縦長、口のすぼまりが強くなく、スラっとしています。この形状のおかげで、顔をそれほど上に向けなくても(ほぼ水平で)飲むことができ、舌の上をワインがゆったりと伝わってきます。
それでは香り、味わいを見ていきます。
■香り
ドライフルーツやプルーン、イチジクなど熟したフルーツ香にドライフラワー、レザー、ジビエといったアーシーなニュアンス。スワリングすることで花の香りが強くなり華やかさが出ます。
■味わい
柔らかなアタックでドライな口当たり。量が多く丸みのある酸がワインに上品な印象を与えております。タンニンは量が多いものの、溶け込んでおり心地よい口中を作り出します。骨格がしっかりしてダンディーなイメージ。余韻は非常に長くアフターフレーヴァーにイチジクのフレーヴァーを感じます。
本当に素晴らしい味わい。このワイン片手に夜更かしすれば1UPどころか3UPくらいしそうです。では次にブルゴーニュグラスでも飲んでみましょう。
ブルゴーニュグラス
こちらもボルドーと同じくリーデル社の「ヴィノム」です。
ブルゴーニューグラスの特徴は大ぶりでやや丸みがかっており、口のすぼまりが強くなっています。この形状により、ワインを飲む際に顔が上に向くため、、舌の上をワインがすっと伝わります。
このグラスでも香り、味わいを見ていきましょう。
■香り
なんだこれは!ボルドー型グラスと華やかさが全く違う!!
グラスに鼻を近づけた瞬間から多層的な香りが一気に広がります。フルーツの香りは同じ感じだが、花の香りの強さが圧倒的にこちらの方が華やか。ドライフラワーだけでなくスミレの香り、また、紅茶やカカオの香りもします。
もちろんレザー、やジビエのニュアンスもあります。
■味わい
こちらもボルドー型グラスとの違いがありました。ボルドー型グラスの時は丸みのある酸のイメージでしたが、ブルゴーニュ型では活き活きとした酸となっており、口中でもしっかりと酸味を感じます。またタンニンもボルドー型よりも穏やか。上品かつエレガント。例えるならば全身ブランドものだけど、激しいロゴの主張が全くないあの感じ。
ここまで違いがあるとは正直驚きでした。ただ、どちらのグラスで飲んでも感動するくらい美味しい。
グラスの違いまとめ
バローロを飲むとき一体どちらが良いのか。私なりのおすすめはこうです。
■夜ゆっくりと時間をかけて一人で飲む、もしくは重めのワインが好きならばボルドー型
■友人を呼んでパーティーなどで飲む、もしくは華やかなワインが好きならばブルゴーニュ型
ただ、なんども言いますが、どちらも最高に美味しいです。是非2種類のグラスで王のワインを味わってみてください。
バローロとのペアリング
グラスの検証が終わったところで、続いてバローロと合わせるには何がいいでしょうか。冒頭書きましたがお肉であればまず間違いがありません。おそらくステーキ、ローストなどは誰しもが通る王道の道でしょう。
そこで今回は王道は外します。王道ではない「お肉 ワイン 」ときたらもう選択肢は一種類しかありません。
新サムライマックにんにく ざく切りポテト肉厚ビーフ
この時を待っておりました。1月4日から発売の新サムライマック。名前からしてジャンク度MAXのこのバーガー。食べないわけにはいきません。早速開封いたします。
なんという神々しさ。鍛え抜かれたボクサーのボディのような肉厚なビーフパティと見るだけでサクサクっとビートを刻みそうなハッシュポテト。そこに18禁ギリギリのセクシーさでとろけているプロセスチーズ。はみ出た差し色のオフホワイト of オニオンは愛嬌。
たかが1~2分で単なるプロセスチーズをチェダーチーズ(実際には変わってません)に変える。マックとはこういうものです。
早速喰らいました。アタックに感じるソースの甘味、ガツンとくるニンニクの風味。中盤からは口中に辛みが現れます。ジャンクにならないようにオニオンのシャキシャキが上品さをキープ。
混然一体となったソースの味わいにどでかい咆哮、肉厚ビーフの旨味がやってきます。この旨味のビッグバンが、マザーテレサのような優しいホクホクのポテトと混ざることで一気に味わいが加速度的に広がっていくのです・・・
とんでもない味わいのボリューム。サムライというよりも野武士のような荒々しくも美しいこのハンバーガーに合う条件はただ一つ「ボリュームのあるワイン」
さっそく、バローロと合わせてみました。
バローロ×新サムライマック
野武士に立ち向かわせるには、イタリアンダンディズムが必要となるため、今回はボルドー型グラスでペアリング。
マックを口に含むともうそれ以外の味わいは一切しなくなると思いましたが、このワインを口に含むとなんということでしょう。
ワインのタンニンがバーガーの有り余る油分を補完し、口中をさっぱり。さらに熟した果実の味わいが、ほんのりと感じられ、ハンバーガーの味わいを引き立てております。
また、バローロの長い余韻が功を奏し、エレガントさがマックに加わりました。
ただ、ハンバーガーを口に含みすぎてワインを飲むとワインの味わいが少し薄れてしまうので注意が必要。
是非お試しください。
バローロまとめ
バローロの特徴を簡単に言うと下記3つ
1.イタリア高級ワインのビッグボス
2.複雑で長期熟成もできるワイン
3.ジューシーな肉との相性抜群
バローロを飲む際のグラスの選ぶポイントは下記の通り
■夜ゆっくりと時間をかけて一人で飲む、もしくは重めのワインが好きならばボルドー型
■友人を呼んでパーティーなどで飲む、もしくは華やかなワインが好きならばブルゴーニュ型
「新サムライマックにんにく ざく切りポテト肉厚ビーフ」にバローロを合わせるとハンバーガーが上品な味わいになりとてもよく合う。
バローロの可能性は無限大です。こんなセットもネットにはあるので、肩肘張らずに是非気軽に飲んでみてください。ではまた。
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