どうもマクフライです。本日は赤品種3品のテイスティングノートを作成しましたので記事にしたいと思います。どれも濃いめの3品種です。
1本目 ベリンジャー ファウンダース・エステート カベルネ・ソーヴィニヨン 2020年
ナパヴァレー最古のワイナリーの一つとして名高いベリンジャーのお手軽な1品をまずはセレクト
2本目 クアトロ ジーロ メルロー2017年
こちらはイタリアのメルロー。いわゆるスーパータスカンってやつです。スパータスカンとはタスカン=トスカーナ州で従来のワイン法にとらわれず自由にワインづくりを行い、美味しさを追求したワイン。その名の通り、めちゃくちゃ美味い。
3本目 エロイ・エスクリバーノ・ラ・ロダ 2021年・ボデガス・セラヤ テンプラニーリョ
最新鋭の醸造設備を持つ醸造家のテンプラニーリョ100%のワイン。「金賞受賞」と名がつくワインは私はあまり好んで飲みませんが、このワインは本当に美味しい。
テイスティング
それでは早速この3本をテイスティングしていきます。
■外観
横から見ると違いが分かりづらいので、斜めにしてみました。ワインのエッジを見ると明らかに色調が異なります。
■1本目 ベリンジャー=カベルネソーヴィニヨン
圧倒的に紫です。ヴィンテージも2020年ということもあり、若さとカベルネソーヴィニヨンの特徴がでております。
2本目 クアトロジーロ メルロー
こちらは紫というよりも、圧倒的にオレンジの色味が強いですね。
3本目 エロイ・エスクリバーノ テンプラリーニョ
このワインはどちらかというと赤色が強いです。紫とオレンジが混ざりあい明るくなったという感じですかね。
■香り
■1本目 ベリンジャー=カベルネソーヴィニヨン
熟した黒系果実にすみれ、スギなどの緑っぽい植物に生肉、スワリングするとアーシーな感じが広がります。香りからも若干若さが伝わってきます。香りは発散的でしっかりと感じられます。
2本目 クアトロジーロ メルロー
ドライフルーツやドライフラワー、ナツメグ、ベーコン、血液のニュアンスなど非常に複雑な香りが広がります。1本目同様香りは発散的。香りのボリュームが相当あります。
3本目 エロイ・エスクリバーノ テンプラリーニョ
こちらのワインの香りは穏やかでした。熟した黒系フルーツに少々苦みを感じるクローブみたいなニュアンス。ただ、時間が経つとしっかり香りが立ち上がってきます。
■味わい
■1本目 ベリンジャー=カベルネソーヴィニヨン
まず、甘い!香りではあまり感じなかったカカオみたいな樽熟成に由来するフレーヴァーを力強く感じます。酸は丸みがあってタンニンも溶け込んであり、いわゆる飲みやすいワイン。
2本目 クアトロジーロ メルロー
こちらは複雑な味わい。丸みのあるボディと滑らかで豊かな酸が非常に上品な印象。熟成感のある味わいは好き嫌い別れるかもしれませんが、私は大好きです。
3本目 エロイ・エスクリバーノ テンプラリーニョ
酸がしっかりしていて、タンニンはざらざらとやや固さのあるテクスチャーのワイン。ほどほどの甘味があって、しっかりした酸があるため、バランスが良いです。
今回はこの3品の比較テイスティングを行いました。国も品種もバラバラだけあって、全く異なる味わいです。次回はこのどれかのワインと料理のペアリング検証をしたいと思います。
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