こんばんは。マクフライです。
今日は新しい試みとして、ブドウ品種の比較、ペアリング検証を行いました。
初めに、ワイン単体での検証を行い、次にそれぞれのペアリングを行っております。
コノスル ビシクレタ レセルバ シリーズ
お手軽に品種を比較するのであれば、このシリーズしかありません!
その中でも基本中の超基本であるカベルネソーヴィニヨン、シラー、ピノノワールの比較を行いたいと思います。
外観比較
以下カベルネを①、シラーを②、ピノノワールを③で表します。
ぱっとみ、③だけは明らかに色が明るいです。完全に品種特性が出てますね。
①と②は濃淡はほとんど同じで写真では非常にわかりづらいのですが、
②の方が若干、紫がかってます。端的に外観をまとめるとこんな感じです。
- ①濃いダークチェリーレッド
- ②若干の紫を帯びた濃いダークチェリーレッド
- ③明るめのラズベリーレッド
香りの比較
こちらはかなり特徴がでてました。特徴的だったものは太字とアンダーラインを引いております。
①熟した黒いベリー系の香りにバラ、そして、ミントやユーカリの爽やかさを感じます。また、シナモンのような甘やかなスパイスに若干の樽のニュアンス。果実の凝縮度が高く、若々しい印象のワインです。
②熟した赤~黒のベリー系の香りに、黒胡椒やナツメグなどのスパイスの香りが支配的。スモーキーで肉や血のニュアンスを感じることができ、全体的にスパイシーな印象のワインです。
③赤系のやや熟したベリーの味わいにシナモンのスパイス、なめし皮と肉のニュアンス、さらにキノコや紅茶の香りもあります。チャーミング系かと思いきや少し複雑性のある印象のワインです。
味わいの比較
最後は味わいです。
①力強いアタック。味わい要素のボリュームは大きく酸味よりも果実の甘さが主体で力強さを感じるワイン。タンニンの量も多く、わずかに収斂性を感じます。アフターにミントの爽やかさが鼻に抜けます。
②力強いアタック。果実の甘味はありますが、スパイスの味わいが主体的。酸味はやや穏やかでタンニンは滑らか。全体的に肉厚なテクスチャーの印象をうけます。
③滑らかなアタック。果実の甘味は中程度で豊富かつ爽やかな酸味がこのワインの味わいの主体となっている。タンニンは滑らかで、キノコなどの旨味を感じる香りがアフターに残ります。
比較テイスティングを終えて
3つのワインを一緒に飲むと違いを鮮明に感じます。それではここからはこの個性の異なるワインがどんな風に食材にペアリングするか実験してみました。
サラミとのペアリング
トップバッターはこいつです。スパイシーで噛めば噛むほど肉の味わいが出てきて脂たっぷりでオイリーなつまみです。では、このサラミとの相性はどうなんでしょうか。
① | カベルネ | 果実の甘味を強く感じ、かつ、サラミのオイリー感を爽やかな口当たりに変化させます! | ◎ |
② | シラー | スパイシーな味わいのせいか、ワインはワイン、サラミはサラミのように味わいを別々に感じ、ペアリングしている感じがしません。 | △ |
③ | ピノ | ワインの味わいがサラミに負けてワインの味が薄く感じてしまいます | × |
第一ラウンド、サラミは①のカベルネソーヴィニヨンに軍配が上がりました!
トリュフ入りベビーチーズとのペアリング
第二ラウンドはこのベビーチーズ。チーズの酸味とトリュフの味わい深い香りがGOOD!
① | カベルネ | チーズの味わいにワインが完全に覆いかぶさり、チーズの味わいを消し去った | × |
② | シラー | さっきと同じで別々に食べているようでペアリングしていない | △ |
③ | ピノ | ややチーズの味わいが支配的になるも、程よい果実の味が口内に広がり、チーズの余韻とワインの酸味がちょどいい味わいを醸し出す | ○ |
今度はピノノワールに軍配が!
マグロの漬け
最後はマグロです。魚に赤は合わない??
試してみないとわかりません。
① | カベルネ | マグロの旨味が強く感じられるようになった。ワインの味わいは若干コーヒーっぽい味わいを感じるように | ○ |
② | シラー | マグロの鉄っぽさとシラーのスパイシーさが調和していい味わいに。ワインからは果実の甘味が少しプラスオン。 | ◎ |
③ | ピノ | マグロの鉄っぽい味わいを増長。好みが分かれそう。個人的にはあまり好きではない | △ |
意外にもシラーが最もマグロに合いました。
やはり味わいの特性が変わればペアリングする食材も変わりますね。
本当はお肉の部位別なんかで試せたらすごく面白そうだったのですが、用意できず断念しました・・・
いつかペアリング検証やってみます。
まとめ
・カベルネにはサラミ
・シラーにはマグロ
・ピノにはベビーチーズ
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