こんばんは。マクフライです。夏が近づいてきました。
GWはあまりペアリングを意識せずただワインを飲んでおりましたが、オンオフを切り替え、ワインをしっかり味わっていきます。
今日の料理はコチラです。
ダブルフィレオフィッシュバーガー
またハンバーガーかと思うかもしれませんが、これは私にとってはハンバーガーではありません。まったくの別料理です。GWで食べすぎたため、少し我慢してさっぱりしたものにしました。
フィレオフィッシュの特徴はなんといってもこの淡白なサッパリ感。
そしてフィッシュを包むこの蒸された優しい食感のモチモチバンズ。この蒸バンズを使うのは今フィレオフィッシュだけじゃないでしょうか。タルタルも酸味があってさっぱり。
濃い味ばっかり食べてる人がこのハンバーガーを食べたらもしかしたら味がしないかもしれません。それほどさっぱりバーガーです。
このフィレオフィッシュにはどんなワインが合うでしょうか。もう想像つきますよね。むしろ今回はワインからこのフィレオフィッシュに合わせようと思いました。そのワインがこちらです。
メサ・ド・プレジデンテ 2018年
いわゆる緑のワイン。ヴィーニョヴェルデ
このワイン超超超辛口です。
なぜフィレオフィッシュにヴィーニョヴェルデを合わせようと思ったかというと、ワインの試験ではよく出題されるのですが、ヴィーニョヴェルデの故郷、ポルトガルではバカリャウと言う干し鱈の料理が名産です。
詳細は省きますが、天ぷらのルーツはポルトガルにあるそうで、ポルトガルでは揚げ物が多いんです。
私は本場のバカリャウの揚げ物料理を食べたことないのでどんな味わいか知りません。しかし、日本にも有名なタラのフライ料理がありますよね。
まさにそれがフィレオフィッシュです。(本場のバカリャウ料理と全然違ったらすいません・・・・)ヴィーニョヴェルデの本場ポルトガルで干し鱈とワインが合うのであれば、フィレオフィッシュもきっと合うはず!
そんな本場の王道ペアリングに思いを馳せて検証してみました。
ダブルフィレオフィッシュ×ヴィーニョヴェルデ
早速ハンバーガーを食べてワインを飲みます。
ハンバーガーはさっぱりと書きましたが、このワインの味わいもピールやミネラルの苦味主体の辛口ワインで軽やかさっぱりなため、ハンバーガーの味わいを邪魔することなく、寄り添ってくれます。
さっぱりが故に、フィレオフィッシュバーガーの後味はすっと消えてしまいますが、このワインをバーガーを食べた直後に飲むことで白身魚の余韻をしっかりと引き延ばしてくれます。
以前のハンバーガーとのペアリングと比べてあまりにもあっさりしすぎているので好き嫌いは出てくるかもしれませんが、合わないわけではないです。
前回のハンバーガーの記事はコチラ。同じハンバーガーでも540度方向性が違います。
王道の伝統的ペアリングとは異なりますが、バカリャウ≒フィレオフィッシュと見立てて贅沢な気分を味わってみてください。
個人的テイスティングノート
外観は強めのグリーンが入った輝きのあるレモンイエロー。気泡が複数みられ微発砲ワインとみて感じ取れます。
フレッシュな香りは青リンゴやグレープフルーツの柑橘主体の香りにレモングラスやミネラルを感じます。また、リンゴの蜜のようなわずかな甘味もあります。新鮮で若々しい爽やかな印象。
軽やかなアタックで非常にドライな口当たり。ボディは軽く生き生きとした鋭角的な酸が印象的です。ピールのような苦みとテンションの高い酸により、極めてタイトなフィニッシュとなります。
真夏になったらキンキンに冷やして飲むのもいいかもしれません。
本場のバカリャウ食べてみたい・・・・
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