どうも。マクフライです。
今回はテイスティングを兼ねてある実験を行いました。
私が愛してやまないマクドナルドの永遠のスタンダード商品、マックのフライドポテト、正確にはマックフライポテトにはどんなワインが合うのか実験をしてみました。
結論はまとめに書いてあるので、気になる人は先にクリックしてください!
マックフライポテトを購入
こちらは説明不要ですね。ホクホクのジャガイモにほんのりした塩味。
ポテトはよくシナシナ派かカリカリ派で争いが起きると思いますが、スタンダードはホクホクの食感。
それにしても、飽きのこない美味しさ。ジャンクの中の頂点にいるのがもしかしたらこのマックフライポテトかもしれません。
そのジャンクの王様にワインを合わせるのはいかがなものなのか?別にワインを合わせる必要はないんじゃない?と言った声が聞こえてきますが、あえてマックフライポテトにワインを合わせたい
ここには理屈はありません。マック好きでワイン好きであればこの組み合わせは必然です。
そんな超絶ニッチな人がいるのではと思い、今回の企画を思いつきました。
では早速検証していきましょう。
今回のワイン
今回はポテトに調味料を付けず、そのまま食べるため、渋みがありそうな赤ワインは除き白ワイン5種で試してみました。
1つづつワインを見ていきましょう。
No.1ペンフォールズ クヌンガ ヒル シャルドネ 2017
オーストラリアの超有名ワイナリーのシャルドネ。樽がほんのり効いていて、リッチな味わいのワインです。
ちなみにペンフォールズは過去にもマックとの検証を行っております。よろしければこちらも見てください。
No.2 オ・プティ・ボヌール シャブリ 2019
辛口ワインの代表「シャブリ」。溌剌とした酸が特徴のワインです。
No3. KWV クラシック シュナンブラン 2021
こちらは南フランスのシュナンブランという品種。シュナンブランはいろいろなワインになりますが、今回は割とライトで少しさっぱりした感じのワイン。
No4. コノスル ヴィオニエ ビシクレタ 2021
ご存じチリのチャリンコでお馴染みの超有名ワイン。今回は果実の味わい強めのヴィオニエをチョイスしました。
No5. ドメーヌ ヴィネ ミュスカデ セーヴル エ メーヌ シュル リー ドメーヌ サン マルタン 2018
フレッシュ系ワインの代表格、ミュスカデのワイン。ただし、このワインは割と色が濃く、一発でミュスカデとあてるのは難しいかもしれません。
以上5種類のワインを今回のペアリング検証に持ってきました。
並べてみるとこんな感じです。
ここからボトルを除きます。
全て1,000円代のワインでの検証ですが、なんと一番濃いのがミュスカデで一番薄いのがシュナンブランした。正直この結果にはビックリです(一般的にはシュナンブランは濃いものが多く、ミュスカデは淡いものが多いと言われております)
まずはこのワインがどのような個性を持っているかを簡単にまとめました。
ワイン | 香り | 味わい | 全体的な感想 |
①シャルドネ(豪) | 柑橘系~リンゴ、蜂蜜、わずかに樽香、さらに滓のような旨味のある香り | 果実のフレーヴァーと樽、滓のフレーヴァーがいい感じ。丸みを帯びたテクスチャー | フルーティながらも樽香などのコクがありバランスのよいワイン |
②シャルドネ(仏) | 完全な柑橘系、鉱物的なミネラル香もある | 鋭角的な酸が印象的。後半のミネラルもキリっとしていて、シャープでタイト。 | 香り、味わい共に酸味の要素が強く、鋭い味わいのワイン |
③シュナンブラン | ライムやリンゴなどフレッシュ&フルーティー 若干の発泡性 | 香り同様フレッシュで果実感が強い。苦味はあまりなく、アプローチャブル | 口当たりも軽く、フレッシュでなおかつフルーツの味わいが楽しめる気軽に飲めるワイン |
④ヴィオニエ | アプリコット、ライチ、洋ナシ、とエキゾチックな果実の香り | 香り同様、エキゾチックなフレーヴァーでこの4種の中では最も果実感が強い。少しオイリーなテクスチャー | 南国系の香り豊かな果実の味わいがしっかりしているアロマティックなワイン |
⑤ミュスカデ | 柑橘とパンのような滓の香り。果実感は強め。 | 柑橘のフレーヴァーに滓の旨味が混ざり合う。後半に感じるミネラルは割と強めで、清涼感のある味わい | シャープな酸と旨味の要素がありおしとやかで上品なワイン |
マックフライポテト×白ワイン ペアリング検証
それではこれから、マックフライポテトと白ワインのペアリングを検証していきます。
検証の際は品種の先入観をなくすため、このワインに付箋を付け、シャッフルしてブラインドでペアリングを検証しました。
ポテトを食べワインを飲む、そして、ワインを飲んでポテトを食べる。
これをひたすら繰り返し、相性の良いワイン検証しました。
①シャルドネ(豪) △
→滓の旨味からくるふくよかなボディがポテトのホクホク感とそこそこ合います。ただ、樽香とはマッチしておりませんでした。
②シャルドネ(仏) ×
→ミネラルと酸がせっかくのポテトの塩味を消してしまいます。これは合いませんね・・・・
③シュナンブラン ◎
→ワインの果実味とポテトの塩味が口の中でいい感じに混ざり合い、味わいが広がります!これは旨い!
④ヴィオニエ ×
→エキゾチックな果実味がポテトの味をマスキングしてしまい、ワインだけの味わいになってしまいます・・・・
⑤ミュスカデ △
ボリューム感と果実感と旨味がポテトに寄り添うかと思いきや、ミネラルがポテトの塩味を断ち切ってしまうため、ベストペアリングとは言えません・・・
ポテトに合うワイン まとめ
まずは結果としてはシュナンブランが最も合うワインとなりました。
①シャルドネ(豪) | ②シャルドネ(仏) | ③シュナンブラン | ④ヴィオニエ | ⑤ミュスカデ |
△ | × | ◎ | × | △ |
何度も繰り返すうちに、ある程度ポテトにベストペアリングするワインの法則が見えてきました。
・ミネラルが強いワインはポテトの塩味を断ち切ってしまうので合わない
・アロマティックすぎるワインは果実の味わいでポテトの味わいを消してしまうので合わない
・酸味が強すぎない適度なフレッシュ感のあるワインはポテトに相性がよい
・果実としては柑橘系よりもリンゴなどのフレーヴァーが寄り添う可能性あり
・滓の旨味はポテトに寄り添う可能性あり
今回この5つの法則が見えてきました。
まずはマックフライポテトとワインの法則性みたいなものが見えてきたかもしれません
そこで次回、いつになるかわかりませんが上記方程式を元にワインを選びだし、この法則が本当にマックフライポテトに合うのか再度検証したいと思います。
乞うご期待!
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