こんばんは。今日は美味しくて、なおかつ洒落たワインを見つけたので紹介したいと思います。
手土産にピッタリなワインとは?

これは最近よく友達に聞かれるのですが、意外とチョイスが難しい。
贈答用だと5,000円以上だったり、有名ブランドだったりと選びやすいんだけど,
友達の家に呼ばれたなどの軽いホームパーティーで使うワインは結構気を遣うのものです。
「高すぎると気を遣わせるし、安すぎるのもちょっと…」ってなる人はほとんどだと思う。
私もよく言われるのが
「3,000円くらいでホームパーティーに持っていきたい」とか、「いつもよりちょっといいワイン」とか、「カッコが付くワイン」などなど
となるとただ美味しいだけでなく、何かそのワインにストーリーがある方が場も盛り上がる。
また、美味しいといってもワインの美味しさは人それぞれなので飲みやすさ”と“ちょっとした華やかさも必要だ。
特に赤ワインの場合は渋いのが苦手という人も多い。
そこで手土産にピッタリなワインとは「高すぎず飲みやすく美味しい、ストーリーがあるワイン」だと個人的には考えてます。
さらに、見た目もよければなおもよし。
今日はそんな贈答にピッタリのワインを紹介します。
シャトージョアナンベコ 2013

それがこのワイン。ジャトージョアナンベコ 2013年です。
何がいいってこのピンクのキャップシール、そしてこの字体
美しさとエレガンスを感じます。
それもそのはずでこのワインのオーナーはジュリエットという名の女性です。女性らしい美しいデザインがボトルに現れてますね。
しかも両親もワインメーカーでワイン愛好家ならだれでも知っている「サンテミリオン」というボルドーの有名な地域のワインメーカーです。
そしてこのワインは、ただの「ボルドー地方」ではなく「カスティヨン・コート・ド・ボルドー」というボルドーの地域で造られたワインで、通常のボルドーワインよりも一般的に高品質と言えます。
例えるなら東北地方で造られたお米よりも、東北地方の新潟県で造られたお米みたいに地域を絞って言った方がより品質が高くなるのと同じことですね。
しかもこのワインは2013年のもの。
普段スーパーでは10年以上の赤ワインなんてなかなか出会えません。
後で詳しく紹介しますが、この10年以上の熟成というのがこのワインの味わいにとんでもないエレガントさと深みをもたらしてます。パーティーで定番のどんな肉に合うこと間違いなしです。
渋すぎず、癖もそこまでないのでどんな人でもこのワインは特別に美味しいと感じるでしょう。
「女性」が「ボルドー」の「ちょっといい場所」で造った「2013年」の「オシャレなボトルのワイン」
というだけでもそれなりのポイントがありますが、
個人的に一番グッときたポイントはそれだけではございません!
それがコチラです。
ボトルの裏にこんな言葉が・・・・・

Made with Love
for my mum and my dad, thank you for adhering my dreams and for your inspiration with all my love・・・
訳
愛をこめて造りました。
お母さんとお父さんへ
私の夢を支えてくれてありがとう。そしてインスピレーションを与えてくれてありがとう。心からの愛をこめて・・・・
このメッセージ素敵すぎませんか。
愛を込めたなんて書いてあるボトルはそうそうありません。
今日は愛のこもったワインを持ってきました!
こんな話をするだけでも場が盛り上がること間違いなし!
友人のホームパーティーに、たまに実家に帰るときに、そして女子会に!
どんな時でも大活躍間違いなしのこのワイン。是非お試しください。
牛×タレ×ジョアナンベコ
今まで散々ワインについて紹介してきましたが、素晴らしいのは見た目やストーリーだけではなく味わいも別格です。
さきほどどんなお肉にも合うとお話しましたが、
個人的なおすすめは牛肉×タレです。
私があわせたのはこちらの和牛。
友人からもらった上質な宮崎牛で部位名は忘れてしまいましたが全然脂っぽくありません。

こいつをよく焼いて

ネギタップリのタレにディップ

柔らかい肉質とタレの味わいが混ざりあい、一気に口の中に旨味が広がります。
ネギの苦味もいいアクセントとなり、とにかく旨い。まさに至福の味わい。
そしてこの肉を飲み込みワインを口に含みます。
肉の甘味、タレの甘味、ワインの果実由来の甘味が混ざり合い、味のボリュームが最大限に口中に膨らみます。
そして旨味が一気に加速し、ワインを飲み込むと余韻に牛肉の旨味とワインの果実味が綺麗に広がります。
お互いの味わいを消し合うのではなく綺麗な味わいが続きます。
牛肉だけならば、多少の脂っぽさが口に残りますが、
ワインのタンニンにより苦味は中和されサッパリとした状態で余韻を楽しむことができます。
この組み合わせはまさに無敵の組み合わせです。箸が止まりません。
是非牛肉などのボリュームのあるお肉と合わせて楽しんでみてください。

個人的テイスティングノート
最後にこのワインの味わいについて細かく紹介します。

外観は輝きのある綺麗なダークチェリーレッドで、エッジにはグラデーションがかかっておりハッキリとオレンジの色調が見て取れます。
見た目からも熟成しているということがわかります。
香りは開いていてかなり複雑な香りです。
ドライフラワーやポプリ、そしてブラックチェリー、ブラックベリー、プラムなどの黒く乾燥した果実、そこにレザーやビーフジャーキー、キノコなどの複雑な熟成香が混ざります。また、シナモンやクローブ、リコリスなどの甘いスパイスがほのかに漂い、香りに深みを与えています。
香りだけだとかなり濃厚なワインを想像しますが、そこを裏切ってくれるのがこのワインのいいところ。
味わいは柔らかな口当たりでアルコールは今ではやや珍しい13%(最近の赤ワインのアルコールは地球温暖化と共にに高くなってます)
果実系の味わいに口中をきゅっと引き締めてくれる爽やかな酸がこのワインにエレガンスさをもたらしてくれます。
単なる濃いだけのワインではありません。
タンニンも10年以上の年月を重ね、こなれており非常に心地よい。
中盤からは果実の味わいに加え鼻からフローラルな香りが抜けていき、更なるエレガンスを加速。
酸味をキープしつつ熟成による複雑な味わいが口中に広がり、エレガントなフィニッシュとなります。
これだけのクオリティのワインが3,000円代で購入できるなんてすばらしいですね。
是非ともこのワインを楽しんでください。
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