こんばんは。マクフライです。
今日はハンバーグ師匠とのペアリングを行いました。
デミグラスハンバーグ
なんともおいしそうなハンバーグ。
ちょっといいスーパーのデミグラスハンバーグをお皿に盛りつけました。
この味わいを一言で言うと「重厚」
デミグラスソースの重みのある甘さと肉汁の二重奏がとんでもなく旨いです。
ハンバーグはステーキとは異なり、肉の繊維などがないため、「嚙み切る」とい表現
よりも、ミンチされた肉塊を「嚙み潰す」というイメージの方がしっくりくる。
テクスチャー=食感はお肉がおミンチされている分、丸みを帯びており、重厚な
味わいが徐々に口の中で大きくなり、
優しくじんわり広がります。
「優しさと重厚さ」これがこのハンバーグの魅力です。
そこで、今回はこの「優しさと重厚さ」をもつワインを合わせてみました。
フアン・ヒル シルバー・ラベル(2019)
このワインです。
このワインはモナストレルというスペインや南仏(フランスではムールヴェードルと呼ばれている)でよく栽培されているブドウを使っております。
詳細は最後に書きますが、私がこのワインを一言で表現するならば
「冷静と情熱のあいだ」
濃厚だけど、決して濃すぎて嫌味になる印象はなく、優しいニュアンスがあります。
まさにハンバーグと同じような「優しさと重厚さ」を持つワイン。
どんなふうにこのワインがハンバーグに合うのか楽しみです。
ハンバーグ【デミグラスソース】×赤ワイン【スペインモナストレル】
ハンバーグを食べて、ワインを飲んでみます。
ワインとハンバーグのテクスチャーが似ている分、お互いが変に干渉することなく、するする飲める
ハンバーグの後にワインを口に含むとワインの味わいが口いっぱいに広がりますが、ワインを飲み込むと、わずかにハンバーグの肉の旨味が余韻として蘇ってきます。さらに逆もしかり。
テクスチャーが似ているからこそ、味わいを消し去ることなく、味の無限ループが生まれる
この味の連続により、箸とワインが止まらなくなってしまう・・・・
個人的テイスティングノート
外観は赤みの強いダークチェリーレッド。輝きがあり澄んでます。このワイン実はアルコール度数が15%あります。パワフルです。
香りは開けたては若干閉じておりますが、1時間くらいで開いてきます。
チェリーやブルーベリーのジャムのような濃縮した香りに、ミントの爽やかさ。
樽香もそこまで強くなく、ほどよいアクセントに
非常に滑らかな口当たりですが、舌に触れた瞬間に感じるアルコールからくる甘さと厚みのあるボリューム感、そして、果実爆弾というべき濃厚なベリー系の果実味。
酸は非常に穏やかで丸みがあり、果実の甘さを下支えしていてgoodバランス。
これだけパワフル濃厚ワインだとタンニンもがっちりだと想像しますが、そうじゃないのがこのワインの魅力。
確かにタンニンの量は多いのですが、とても緻密で口内全体を程よく引き締めてくれます。
私はこのタンニンと酸がこのワインの優しさを表していると思います。
濃厚な果実味とアルコールのボリュームが口内でガンガン主張して味わいを支配しようとする中、穏やかな酸と心地よいタンニンが共存して、じんわりと旨味が広がっていく。
圧倒的に丸いテクスチャー
不良番長とレディースの総長が付き合えば、一切関わりたくない存在になりますが、
不良番長と学内一のまじめ眼鏡少女が付き合えば、なぜか不良番長の優しさが強調されてぐっと惹きつけられるこの感じ。
まさに優しさと重厚さのある
「冷静と情熱のあいだ」
とても素晴らしいワインです。
それもそのはずでこのワインはフィラディスワインクラブ30という3,000円以下のワインを取り扱っているサイトで6年連続No1の人気商品なんです。
人気No1のワイン是非お試しください。
まとめ
・デミグラスハンバーグのテクスチャーは丸みのある重厚な味わい
・デミグラスハンバーグに合わせるには同じテクスチャーのワイン
・濃厚で優しいといったアンビバレンスな特徴を持つワインがピッタリ
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