どうも。マクフライです。
マック一筋で生きてきましたが、最近ケンタッキーにも惚れております。前回もケンタッキーに関するペアリング記事を書きましたが、本日はインパクト抜群のケンタッキーの新商品バーガーとワインのペアリングを行いました。ケンタッキーの記事はコチラ↓
結論から言うと100点満点ではないけど、まぁありっちゃありなペアリングでした笑・・・・
チーズにおぼれるフィレバーガー
今回はこれを食べます。このポスターを見た瞬間にやられました。とんでもないジャンクフードですね
しかも、今回食べるのは2枚になっている「超」の方です。お値段790円。
KFCの広告写真は撮影用にものすごい綺麗に撮影してありますが、実際の写真はこんな感じです。
本当は何枚も載せようと思ったのですが、あまりのベチャベチャ具合のため控えます
このバーガーはとんでもないジャンク&ボリューム
とても綺麗になんて食べれたもんじゃない。手や口にチーズや脂がべったりつきます笑
上品さ一切なしのまさにジャンクの王道中の王道です。
味わいはそれはもう見た感じの濃厚な味わい。
ケンタッキーのあの味にめちゃくちゃ濃いジャンキーなチーズ。そしてとんでもないベチャベチャ。
正直これはワインではないのではと思いました笑
しかし、あえてここでワインをぶつけるのが私の流儀。
このジャンクに立ち向かうには強靭なパワーを持ったワインでないと無理です。今回はあえて、ジャンクにベストペアリングする新世界のワインではなく、王道中の王道、ボルドーのワインを合わせてみました。
メゾン シシェル ポイヤック 2018
詳細は後述しますが、こちらはなかなかのストーリーを持ったワイン。ちなみに別の記事ではこのワインを使ったデキャンティングポワラーの比較もしておりますので、こちらも見てみてください。こっちは結構真面目に書いてます。
それでは早速ペアリングしてみましょう。
チーズにおぼれるフィレバーガー VS ポイヤック
まずは、バーガーを口に入れます。そして手を拭いてグラスでワインを飲みます。
チキンのスパイシーな味わいとワインの樽の風味がめちゃくちゃマッチします。
ポイヤックの上品な酸味と果実味がチーズの酸味を伴った濃厚な味わいと少しぶつかり気味ですが、共に口の中で主張してきて、双方の味わいを楽しめます。
やはりこれだけのジャンクにはベストマッチとはいきませんが、バーガーもワインも主張が激しく賑やかなペアリングとなりました笑
ワインに上品さを求める方には決しておすすめできませんが、どんな時でも日常のパートナーとしてワインを考えている方にはこんな組み合わせもありだと思います。
個人的テイスティングノート
バーガーを食べた後はじっくりワインだけを味わいました。開けたてはかなり硬いため、こういったワインはゆっくり味わうのがいいですね。2日目は1日目よりまろやかになり、よりアプローチャブル(飲みやすく)になります。
・外観
濃いダークチェリーレッド。エッジは赤~オレンジ色が見え、発展段階にあります。
・香り
熟したブラックベリーやプラムに枯れたバラ、きのこ、生肉のニュアンスに胡椒。「果実」「アーシー感」のバランスが非常によいため、凝縮感があり力強くも、シラーなどとは少し違ったエレガントさも感じられます。
・味わい(主に2日目)
アタックは強めでドライな口当たり。アルコールのボリュームを感じます。力強いタンニンは男性的なイメージを与えますが、酸味がとても上品で全体を綺麗に包み込んでおり、ガッチリしたワインというよりも、ふくよかで上品なワインという印象を与えてくれます。
余韻は長めでアーシーな味わいが口にじんわりと広がり、このワインの複雑な印象を強めます。お手軽ボルドーには出せない味わいがこの余韻に詰まってますね。
ちなみに、1日目には余韻に樽のフレーヴァーを感じましたが、2日目にはほとんど感じませんでした。樽香は1日目に楽しみましょう。
メゾンシ シェルについて
今回のこのワイン「ポイヤック」を作ったメゾン シシェルは、18世紀から家族経営でワインビジネスに取り組んできた歴史ある名門一族です。
メゾン シシェルはワイン取引からワイン生産など様々なビジネスを行っております。特にボルドーの格付け3級であるシャトーパルメを所有していることは有名で、メゾン シシェルの知名度に一躍かっております。
そんなメゾンシシェルが生産したのがこのポイヤック。
なんと誰もが知るポイヤックのトップ格付けシャトーから、シャトーラベルになれなかった樽をメゾン・シシェルが買い取りそのまま瓶詰された超お得な逸品です。
そしてポイヤックと言えば、シャトーラフィットやシャトームートンロートシルトなど一流中の一流シャトーが位置する村。そこのブドウを贅沢に使ったワインをこの価格で買えるのは奇跡です。
是非皆様も、このワインをゆっくりと味わってください。
コメント