こんばんは。マクフライです。最近仕事で飲む機会が多く、さっぱりして、胃に優しい食材とワインを合わせたいと思い、今回はこのペアリングを検証いたしました。
早速記事を書いていきます。
刺身<アジ&タイ>
今日のご飯はコチラ。アジとタイの刺身です。刺身の中でもサッパリ系の白身魚。
もちろんアジの付け合わせは生姜でタイはわさびです。
アジとショウガの組み合わせは何にも代えがたいおいしさがありますね。しょうがの辛みと酸味にあじの甘味と旨味が交じり合いさっぱりの中に複雑な味わいが広がります。
そして、タイは新鮮なコリコリっとした食感にシンプルな醤油とわさびの辛みが混ざり合います。鼻に抜けるわさびの辛みが心地よい。白身魚の淡白な旨味を体現しているタイの刺身はまさに王道の味わいです。
そんなお魚の刺身にはどんなワインが合うのでしょうか。仮説を立ててみました。
・新鮮でさっぱりした味わいに合う爽やかな白ワイン
・淡白な味に寄り添う酸がしっかりしているワイン
いくつか候補があると思いますが今日はこのワインを合わせてみました。
アルバ・ベガ アルバリーニョ 2020
特徴は後述しますが、アロマティックな香りと若干の塩味が特徴のアルバリーニョを使用したワイン
アルバリーニョは海のワインと呼ばれ、海の食材と相性は抜群。さてこのお刺身とはどんな相性となるのでしょうか。
刺身×アルバリーニョ
それぞれの付け合わせである生姜とわさびを付けた刺身のあとにワインを飲んでみます。それぞれの調味料の辛み、酸味の後味がワインの酸味の後味とピッタリあいます。ワインの味わいと料理の味わいが全く一緒のため、味わいが増幅して旨味を一気に感じることができます。
さらに、ワイン単体で飲んだ時よりも、若干ワインの酸味がまろやかに感じ、代わりに柑橘の甘味主体の味わいが口いっぱいに広がります。
白身魚のサッパリした味わいはワインの酸味を邪魔することなく、口中で溶けていきます。
海のワインと呼ばれるアルバリーニョ恐るべし。
刺身と合わせるために存在するのではないかと勘違いするほど相性抜群のアルバリーニョ。
簡単にワインと食材のマリアージュというべき組み合わせを体験できるので是非お試しください。
個人的テイスティングノート
外観は輝きのあるゴールドがかったレモンイエロー。色合いも結構濃く、粘性は強い。ただ写真では分かりづらいのですが、若干の気泡が見られ、ワインの若さも感じることができます。
香りの第一印象は開いておりフローラル。レモン、グレープフルーツなどの酸味の強い柑橘系フルーツに大きな白い花。さらにコリアンダーのニュアンスもあります。芳香性豊かで香りの広がりを強く感じることができる非常にアロマティックなワイン。
アタックは力強くアルコールによる甘味も感じます。酸がワインの味わいの中心でシャープで溌剌とした酸味が特徴的。ボリュームもあります。酸の印象からボディはスリム。中盤からは塩味にも似たミネラルのような硬質的な味わいが感じられ、柑橘フレーヴァーと共にフィニッシュとなります。
ワイン単体で飲んでも刺身と合いそうというのが直感でわかるレベルの味わい。
このワインの生産地はかの有名なリアス式海岸の由来となったリアスバイシャスという産地の白ワイン。リアスバイシャスは文字通り海岸のため、海の影響を強く受け、潮風からもたらされるフレッシュな酸味やミネラルが特徴です。
新鮮な刺身と合わせるワインに困ったら、樽を使っていないリアスバイシャスの白ワインを是非合わせてみてください。
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