こんばんは。今日は久しぶりに白ワインのペアリングについて記事を書こうと思います。
本日の料理はこちら。
ブラックペッパーとバジルをサラッとかけたタラのムニエル風
これです。タラのムニエル風。あくまで「風」です。
ムニエルとは「粉屋」の意味だそうで、
いろいろ調べると小麦粉を使うことが定義っぽいんですが、
これは小麦粉を使わず、片栗粉を使って作っているのであくまで「風」です。
※ムニエルの定義自信ないので、間違っていたらすいません。
ただ味音痴の私にとってみれば、バターたっぷり使えばもうムニエルです。
今回はタラの白身にジャガイモもぶち込んでおります。
さっそく食べてみます。
やはり、バターはたまりませんね。「クリーミー」で「濃厚」
白身魚はもともと淡白な味わいなので、そこにバターが合わさるとバターの旨味がたっぷり味わえる。
噛めば噛むほどバターの旨味が楽しめる。
例えるなら、
白米に焼き肉のたれをつけて食べるタレごはん
あまり味のしないご飯がタレを備えることで、主役級の存在になるあの感じ。
きっと白身魚のムニエルはタレごはんのエッセンスを取り入れ、フレンチに昇華された1品なんだろう。
今回のムニエル風にはさらにバジルとブラックペッパーをオン。スパイスの味わいが濃厚だけではない複雑性をもたらし、なんだか上品な気分になります。気が付くと箸がとまりません。
それではペアリング検証をしたいと思います。今回のワインはこちら。
イゲルエラ ブラン 2019
こちらです。笑顔dynamite級の3人が印象的なコスパ抜群の白ワイン。
有名ワイン評論家のロバート・パーカーさんから「スペインの無名産地の見事なワイン」
と称されたワインです。
白ワイン界のビッグ3の一角を担うソーヴィニヨンブランとスペインのベルデホという少し認知度の低いブドウを使ったスペイン産の白ワイン。ワインの詳しい味わいは後述しますが、この価格でこの味わいはお財布的にも、味わい的にも飲みだすと止まりません。
smooth like butterです。
毎日飲めちゃいます。
タイのムニエル風×白ワイン【スペイン ソーヴィニヨンブラン、ベルデホ】
普通ムニエルとくれば、樽たっぷりのシャルドネとなりますが、それでは普通すぎるので、ちょっと違うアプローチをしてみました。
ムニエルを食べる、白ワインを飲む・・・・・
ワインだけで飲んた時最初にくる苦みがなくなり、ワイン自体が非常にクリーミーな味わに!
また、ワイン本来が持っているクリーミーさに料理のクリーミーさが加わり、クリーミーが相殺、
ワインの果実感がより強調され、ワインの余韻に感じる果実味がとても強くなります。
このペアリング、声高らかに合う!とは言えないかもしれませんが、
食材によってワインの味わいが変わるというペアリングの醍醐味を十分楽しめる組み合わせです。
そんなペアリング界のBTS
【Butter、Tara、Sauvignon Blanc】を楽しんでみてください。
個人的テイスティングノート
ゴールドを帯びたやや濃いレモンイエロー
フルーツの印象が強く、爽やかなライムやグレープフルーツの香りに白い花やローズマリーのアクセント、また、わずかな乳製品のニュアンスも感じられます。
口当たりは柔らかくほんのり苦みを感じます。中盤からはクリーミーなニュアンスが強くなり、柔らかい酸味と豊かな果実味が心地よいフィニッシュを迎えます。
ソービニヨンブランという果実感と酸が強いブドウをつかっているため、その特徴全開かとおもいきや、程よく感じるクリーム感がこのワインの特徴でしょうか。
たまにはこんなブレンドのワインも面白いと思います。
小さなイゲルエラ村のコスパ抜群のワイン。試したことない方は是非一度お試しください。
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