どうも。マクフライです。
今日はふるさと納税第企画第三弾!
ふるさと納税でのペアリングは過去2回実施しましたが、どれも素晴らしいペアリングでした。
今回も最高のペアリングです。
過去の記事はコチラ↓
どれもバッチリのペアリングです。
それでは早速検証していきます。
熊本馬刺し
こちらは熊本県産の馬刺しをふるさと納税で購入しました。
馬刺しの生産量、消費量No1である熊本県産のもので、こちらは西原村という熊本の村の商品。賞味期限も60日と長く、買ってしばらく置いておけるのもお勧めです。調理も簡単で冷凍しているものを水で流して解凍するだけ!20分くらいで最高の一品となります。
付属している甘口の濃い醤油+チューブニンニクで食べるのですが、とてつもない旨さ。
弾力のある食感がたまりません。そして噛むたびに旨味があふれ出します。
馬肉の脂、濃い口醤油の甘さ、ニンニクのパンチのある旨味が噛むたびに混ざり合い凝縮された旨味が爆発します。
そしてこの旨味は非常に柔らかいテクスチャーを形成しております。馬肉の柔らかさがもたらしているのでしょう。自宅でこんなものを食べられるとはいい時代になったものです。
さて、こんな馬刺しにはどんなワインが合うのでしょうか。仮説を立ててみました。
・程よい甘味のあるワイン
・ボリュームのある旨味に負けない凝縮感のある赤ワイン
・柔らかいテクスチャーのワイン
この三つからこのワインを試してみました。
シャトー オー ペイラ 2017
こちらはネットで検索しても全然出てこないワインなのですが、いわゆるボルドー右岸のワイン。細かい話は後にするとして早速ペアリングしてみました。
【ふるさと納税】くまもと馬刺し×ボルドー赤ワイン
これはドンピシャな組み合わせ・・・・
醤油の甘味とワインの甘味が同調して、口の中で甘みがじんわりと広がってきます。
また、馬刺しによりワインの持つ果実味以外の深みのある味わいが強調され複雑な味わいを楽しめます。
濃い口醤油がワインの果実味を盛り上げ、馬刺し本来の持つ旨味と脂がワインの果実味以外の部分を引き立てます。
もともと右岸の特徴である丸みを帯びたボディーに2017年という5年の熟成がこのワインに更なる円熟をもたらし、柔らかなテクスチャーの馬刺しと見事に融合しております。
このペアリングのポイントは「味わい」と「テクスチャー」
最高に贅沢なペアリングでした。
まとめ
・馬刺しには丸みを帯びた右岸のボルドーがピッタリ
・甘味には甘味を!柔らかさには柔らかさを!食品と同じ要素を持つワインを!
個人的テイスティングノート
外観は輝きのあるダークチェリーレッド。粘性はしっかりしておりレッグスも太く、量が大きい(アルコール15%もあります)エッジにはかすかにオレンジ色が見られ、発展段階に入っております。
香りは開いており、非常に深みのある香りで熟れたプルーンやドライイチジク、ドライフラワー、ビーフジャーキーなど熟成を感じる香りを楽しめます。さらに木樽の香りやナツメグ、クローブなどのスパイス香、そして、杉のニュアンスもあります。フルーツというよりもアーシーな印象が強く、複雑な香りを楽しめます。
アタックは非常に柔らかで複雑な味わい。黒い果実の甘味にメロウなタッチ。酸は丸く、タンニンはこなれていて、最高のバランスです。オークのほのかなニュアンスとチョコのような甘味が鼻に抜けて長めの余韻を迎えます。
このワインはボルドー右岸ですがカディヤックコートドボルドーという少しマニアックなAOCになります。昔勉強して名前は憶えていましたが、飲むのは初めてです。
サンテミリオンのように柔らかさ全開でエレガントなボルドーという印象です。
セパージュはメルロー70%、カベルネソーヴィニヨン15%、カベルネフラン15%という典型的なメルロー主体の右岸ブレンドです。
久しぶりに本格的な右岸のボルドーを飲みましたがやはり、右岸の「丸みのある味わい」は最高です。馬刺しのためにあるのではと思えるほどぴったりだった今回のワイン。ネットでもう購入できないのは残念ですが、ある程度熟成しているボルドー右岸のワインであれば、絶対に馬刺しに合うはずですので是非試してみてください。
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