こんばんは。マクフライです。10月に入り、いよいよ秋本番ですね。
個人的にテンプラニーリョの特徴って何だろう??ってよく考えていたので、割と特徴がはっきり出やすいシラーズと比較してテンプラニーリョの特徴を探ってみました。
シラーズとテンプラニーリョの比較テイスティング
1本目
コンタドール・デ・アルマーラ フィンカ・リンテ 2018
ブドウ品種:テンプラニーリョ
このテンプラニーリョを簡単にまとめると、スペインの超有名高級ワインの生産者にブドウの苗木を販売している苗木屋さんが作ったワイン。コスパ抜群で深い味わいを楽しめます。テンプラニーリョを知るにはぴったりのワインですね。
1本目
タルターニヴィンヤーズ tシリーズ シラーズ2018年
ブドウ品種:シラーズ
こちらはオーストラリアの超有名ワインメーカーのタルターニ。
タルターニといえばスパークリングが抜群に旨いことで有名ですがこのシラーズも負けてません。
さっそくこの二つのワインをテイスティングしてみましょう。
テンプラニーリョとシラーズの比較テイスティング
■外観
色合いは似てますね。次にエッジを見てみます。
テンプラニーリョは赤みがかったダークチェリーレッド、シラーズは黒味が強いダークチェリーレッドとなります。次に香りです。
■香り
テンプラニーリョ
全体的に複雑で深みのある香り。熟したプルーンやプラムなどの黒系果実主体の香りにドライフラワーや胡椒、ナツメグ、ジビエやモカの香りもあり、香りの種類が非常に多い。スモークのニュアンスもわずかにあります。
シラーズ
全体的に力強くスパイシーな香りです。コンポートしたダークチェリーやブラックチェリーの香りにスミレ、オリーブの香りがします。力強いカカオにブラックペッパーやビーフジャーキーのニュアンスもあり、一つ一つの香りの要素がはっきりします。
■味わい
テンプラニーリョ
丸みのあるアタック。味わいはじんわり広がります。黒系果実の甘味に、程よいボリュームのアルコールが丸みのあるボディを形成しております。タンニンは溶け込んでいて、シルキーな印象。アーシーな味わいが特徴的で余韻は長めです。
このワインを飲んで、テンプラニーリョのイメージが「複雑」になりました。好き嫌いが別れそうですが、よく居酒屋で出てくるような濃くて甘い単純な赤ワインとは一線を画す味わいです。この味わいを1000円台で味わえるのは非常にお得。
シラーズ
香り同様力強くスパイシーなアタック。ベリーやカカオの甘味をしっかりと感じます。熱を感じるアルコールは14.5度と高めです。酸は鋭角的でボディ全体を持ちあげてます。タンニンはやや強くわずかに収斂性があります。
オーストラリアのシラーズというと、カカオの香りが強くて濃い!!って感じなのですが、このシラーズはオーストラリアでも冷涼はヴィクトリア州で造っているため重め一辺倒ではなく、酸もしっかりあります。バランスがいいですね。
今回はまずはこの2種類の比較テイスティングを行いました。次回はペアリングを検証したいと思います。
コメント