【エレガント】ラム肉とカリフォルニアシラーによる美しいペアリング

ペアリング

どうも。マクフライです。金曜日にはワインがかかせません。

今日も美味しい赤ワインのペアリングについて検証したいと思います。

今日の食材はこちら

ラム肉 肩ロース

これです。ラム肉です。調理方法はいたってシンプル。

焼くだけです。脂もひきません。弱火で蓋をしてただ焼くだけ。

気持ちレアで焼き、焼き終わったらアルミホイルに包んで熱を中まで通します。

時間一切図りません。蓋して焼いて、包み込む。

料理と呼べるかわかりませんが、ものすごい単純な調理で美味しくできます。

焼き上がり

ラム肉ができました。調理方法も至ってシンプル

塩と胡椒、以上。

香草と合わせたいけど、できません。

でも、こんな単純調理と味付けでも本当に美味しい。

ラム独特の優しい香りに肉質の柔らかさ

柔らかい肉を噛むたびに溢れる優しい脂がたまりません。ではどんなワインが合うのでしょうか。

仮説を立ててみました。

・脂がでる肉なので力強い赤ワイン

・柔らかい肉質なのでパワフルではなく、優しいワイン

なんとも矛盾してますね・・・・

しかし、こんな無茶な条件に合うワインを見つけました。

ニールソン サンタマリアヴァレー シラー 2016年

NIELSON santa maria valley syrah

このワインです。詳細は後述しますが、どんなペアリングになるのでしょうか。

ラム【肩ロース】×赤ワイン【サンタマリアヴァレー シラー】

抜群に合います

このワイン、お肉の脂に負けておりません。

胡椒だけのシンプルな味付けが功を奏し、ワインの果実味が引き立ちます

また、お肉の脂とタンニンが中和して、めちゃくちゃシルキーな舌触りになります。

そして肉汁たっぷりの旨味あるラム肉をこのワインの丸みのある酸が綺麗に包み込みます。

パワフルすぎるワインでは、タンニン強すぎでこのシルキーな味わいは生まれないでしょう。

流れるような食感と果実の甘味、そしてラムの柔らかい肉質と実にエレガント

これはサンタマリアヴァレーというカリフォルニアでもかなりの冷涼地だからシラーだからこそなせるペアリングです

個人的テイスティングノート

NIELSON santa maria valley syrah

シラー特有の赤みの強いダークチェリーレッド。写真でもわかるように濃厚です。

香りはとても力強い香りで果実の成熟度の高さを感じます。熟したブラックベリーやブラックチェリーの凝縮した果実にシナモンのスパイスがほんのり効いてます。さらに、黒胡椒や血液、肉のニュアンスが重なり、非常にスパイシーな印象。果実よりもミーティーな特徴が際立っております。

アタックは力強く、アルコールのボリューム感と果実の凝縮した甘味が広がり、噛めるような食感があります。丸みのある酸はとても豊富で、ここにエレガントの要素があります。

タンニンは量が多いものの、ガシガシしたものではなく、シルキーなタンニンで嫌味な口当たりになりません。ここにもエレガントポイントがあります。

力強さもありますが、果実の甘味とシルキーなタンニンが女性的なニュアンスを持ち、グラマラスな印象のシラーです。

サンタマリアヴァレーは「ナパ」「ソノマ」といった有名産地のある「ノースコースト」よりもさらに南下した「セントラルコースト」にあります。

そのセントラルコーストにある「サンタバーバラカウンティ」の中にサンタマリアヴァレーはあります。

「アメリカ」→「カリフォルニア」→「セントラルコースト」→「サンタバーバラカウンティ」→「サンタマリアヴァレー」とかなり産地が絞られます。

そんなサンタマリアヴァレーは風が強い冷涼な地域でピノノワールも有名です。

以前オーストラリアのシラーズについての記事を書きましたが、こちらとは一味違ったエレガントさがあります。

是非このエレガントなペアリングを試してみてください。

まとめ

・ラム肉の柔らかい肉質にはパワフルすぎず、弱すぎない赤ワイン

・柔らかい肉質と冷涼地域のシラーが好相性。エレガントなペアリングとなる

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