こんばんは。
以前、ポテトと白ワインのペアリング検証を行い、いつか第二回をやろうと勝手に企画を温めていたのですが、ついにその時がやってまいりました。
前回の企画はコチラ↓
前回なんとなくポテトに合いそうなワインが導き出せたので、今回はさらにマックフライポテトにバッチリ合うワインを見つけようと思っていたのですがこんな美味しそうなものを見つけてしまいました・・・
マックフライポテトにチーズ!!
これは、食べるしかない。
そしてどうせなら普通のマックフライポテトとこのシャカシャカポテトの違いも見てみようということで、複数のワインとペアリングを検証しました。
シャカシャカポテト3種のチーズ味
まずは、ワインというよりポテトを早速食べてみます。
お皿にブシャー
相変わらず、一目でそれとわかる驚異のブランド力。味も常に安定でぶれることを知りません。
ただ、今回はこのポテトにオシャレをさせます。
安いデザインですが、とんでもない期待
ポテトを専用の袋に入れて、粉を投入。
そして、上下に一気に振り込みます。
すると・・・こんな感じに色が付きます。
比較すると一目瞭然
黄色味が強くなりました。なんと味の濃そうな色合い。めちゃくちゃ美味しそう。
今はここでグッと食べるのをこらえ、ワインを用意します。
合わせるワイン「ドイツワインシリーズ」
さて、今回合わせるワインは私がドイツワインケナーを勉強中だっため、ドイツワイン4種類を用意しました。
①リースリング
まずは、ドイツを代表するブドウであるリースリング。栽培面積はドイツ国内ダントツの1位。そして、全世界でもドイツが1位。圧倒的な酸、柑橘系のピュアな果実味が特徴の上品な品種です。
今回はF1のシャンパンでお馴染みのGHマム家所有の畑から作った一品を試してみました。
②グラウブルグンダー=ルーレンダー=ピノ・グリ
こちらもドイツを代表するブドウの一種。ふくよかな果実が特徴的なアロマティックな品種。ドイツの栽培面積は世界3位で、ドイツにしてはボリュームのある1品です。
③ヴァイスブルグンダー=ピノ・ブラン
グラウブルグンダーとかなりクリソツな品種。グラウブルグンダーよりも若干苦味が強い印象。
なんとこのヴァイスブルグンダーの栽培量もドイツが世界1位。やりますね。
④ジルヴァーナー
ピリリとシャープな味わいが特徴のジルヴァ―ナー。なんとこれもドイツの栽培面積が世界1位。
ドイツ以外ではあまり見ない品種ですね。
こちらは以前サヴァ缶と合わせたワインです。
並べるとこんな感じです。どのワインも色合いは透き通っており、透明度は高く、爽やかそうなワインです。早速ポテトに合わせたいのですが、ここで一つ気になることが・・・・
前回マックフライポテトと白ワインの検証をしたときに、こんな感じの結果となっておりました。
・ミネラルが強いワインはポテトの塩味を断ち切ってしまうので合わない
・アロマティックすぎるワインは果実の味わいでポテトの味わいを消してしまうので合わない
・酸味が強すぎない適度なフレッシュ感のあるワインはポテトに相性がよい
・果実としては柑橘系よりもリンゴなどのフレーヴァーが寄り添う可能性あり
・滓の旨味はポテトに寄り添う可能性あり
https://vin-who-love-people.com/french-fries-whitewine/
ドイツワインの特徴と言えば、冷涼な気候を生かした、ミネラル感、柑橘系のフルーツ、そしてピュアな酸味・・・
前回導き出したポテトに合うワインとこのドイツワインたちは全く合わないのでは・・・・
かなり心配ですが、とりあえず合わせてみました。
ポテト×白ワイン
通常ポテトと合わせる
まずは普通のポテトから。
塩味がしっかり効いてます。これこそマクドナルド。さてワインとの相性はいかがでしょうか。
ブドウ品種 | 相性 |
①リースリング | 〇 |
②グラウブルグンダー | 〇 |
③ヴァイスブルグンダー | △ |
④ジルヴァーナー | ××× |
①このワインの特徴はなんといってもピュアな果実味と綺麗な酸。ポテトのホクホク感が果実の味わいを膨らませるが、特に感動はなし。合わないわけではないですが別に一緒に食べる程ではありません。
②ワインの持つ酸とボリュームによりポテトの脂っぽさを完全に払拭してくれます。ただ、「完全」にポテトの脂っぽさを払拭するので、ポテトを食べていたことを忘れてしまいます。
③グラウブルグンダーと似ているため、同じような味わいかと思いきや、苦味が強調され微妙な味わいに・・・
④こんなにも合わないとおもったことはないくらい、全く合いません!!ミネラル感が悪目立ちして、ポテトの後のワインがめちゃくちゃ苦い。
これは、やばい。全く合わない・・・・合うかもしれないけど、ワインと合わせる必要がない・・・今回の企画は失敗かと思っていたのですが、シャカシャカがやってくれました。
シャカシャカポテトと合わせる
この粉をポテトに振りかけた瞬間、心配が吹き飛びました。
なんということでしょう、チーズの甘味と旨味が一気にポテトを包み込み、しょっぱさが抑えられております。
コクというかジャンクというか、チートスみたいな強引なチーズの濃い味。(いい意味で)
一気にスッキリしたお酒が欲しくなりました。
これは期待ができます。早速ワインを合わせてみました。
ブドウ品種 | 相性 |
①リースリング | 〇+ |
②グラウブルグンダー | ◎ |
③ヴァイスブルグンダー | ◎◎◎ |
④ジルヴァーナー | 〇 |
①チーズの甘味が果実の甘味を際立たせフルーティーな味わいを楽しめる!
②ワインを飲み込んだあとにポテトの旨味と甘味が広がり、口中が余韻で満たされます
③これはすごい!チーズの甘味とワインの甘味が同調というよりも、シンクロして味わいのボリュームが一気に拡大します。ワインの味わいの方向性とシャカシャカポテトの味わいの方向性が全く一緒。
④あれだけポテトと合わなかったポテトとジルヴァーナーですが、ハーブの苦味がチーズの旨味によって、心地よく味わうことができます。ポテトの塩分による、苦味の強調がありません。
シャカシャカポテト恐るべし!
まとめ
あんなにもポテトに合わないワインがシャカシャカチキンのパウダーによって、一瞬でワインに合う最高のつまみとなりました。
まさに白ワインとの栄光の架け橋です。
もしかしたらこのパウダーはどんなものにも合うかもしれません。
皆さまも是非お試しください。
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