どうも。マクフライです。最近ペアリングする食材がファーストフードばっかりですが、今日もジャンクなペアリングです。ジャンクフード×ワインってあんまり聞きませんが、ジャンクにもワインはピッタリです。
モランボン シャカシャカフライドチキンの素
あまりのジャンクフードっぽいパッケージにつられてつい購入してしまいました。
中を開けると粉が入ってます。
フライドチキンの素以外にこのシーズニングが二つ入ってます。見るからに味が濃そうな粉です。もう旨いことしか想像できません。まさに大人のねるねる。食べるが楽しみです。
チキンを作り粉をかけたらこんな感じになりました。
もうぐちゃぐちゃですね。まったく映えておりません。
これを写真にとるか悩みましたが、別におしゃれな写真を撮ることが目的ではなく、ペアリングについて記録するのが目的なので、ちゃんと写真をとりました。
見た目はあれですが、この味わいは中毒性があります。
ガーリックシーズニングのピリ辛の味わいが強く、チーズシーズニングはまろやかさをもたらします。ただ、とにかくこのガーリックの味わいが強く、味わいメーター振り切ってます。辛みの後に甘味もあり、いろんな要素を楽しめる。
少しでも上品さを求める方には絶対に合いません。ただし、この味わい一度覚えると病みつきになるほど濃厚です。
では、こんなジャンクな料理にはどんなワインがあうのでしょうか。
・ガーリックの辛みと甘みの要素に負けない力強いワイン≒スパイシーかつ甘味のあるワイン
・脂っぽさはそこまでないのでそこまでタンニンが強くないワイン
ここで見つけたのはこのワインです。
ロスカルドス レッドブレンド 2019年
こちらの超お手軽アルゼンチンワインを合わせてみました。
お味はいかがでしょうか。
【ガーリック×チーズ】シャカシャカチキン×【アルゼンチン】マルベック×カベルネ
ワインの持つ果実とアルコールの甘味がガーリックの甘味と調和して、口の中にじんわりと旨味を伴った甘味が広がります。
さらに、フライドチキンの余分な肉の脂っぽさを払拭してくれ、上品な鶏肉の余韻を楽しませてくれる。
暴れん坊将軍であるフライドチキンの味わいをなだめるように、かつ、いいところを伸ばすようにワインがしっかりとチキンとシーズニングに寄り添ってます。思った以上の好相性。
ガーリックのスパイシーかつ甘い味わいにはタンニン中程度の濃密赤がピッタリです。
是非お試しください。
個人的テイスティングノート
紫がかった輝きのあるダークチェリーレッド。若々しい印象です。
香りは開いており、果実の香りが一気に広がります。火を入れ煮詰めたブルーベリーやブラックベリーにナツメグ、シナモンの甘やかスパイス。そこにカカオの香り、杉の香りが混ざり合い何やらゴージャスな雰囲気です。
濃厚で丸みのある口当たりで、果実の甘さとアルコールの甘さがゆっくりと広がってきます。丸みのある酸は後半から伸びてきて味わいを引き締めてくれます。タンニンはしっかりとワインに溶け込んでおり、滑らかです。
甘味が特徴で、赤ワインの渋味が苦手という方にお勧めです。
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