こんばんは。マクフライです。
タイトルにも書きましたが、個人的にマックでNo1の商品が発売されました。早速レビュー、ペアリング検証をしていきたいと思います。
平成バーガー「たまごダブル」=TD
平成バーガー
over30の私にとって、これほど感動する商品、CMはありません。
それがこの平成バーガーです。CMのあの感じはまさに平成。青春時代がよみがえります。
私はマクドナルドでバイトをしていたこともあり、ほぼ毎週マックを食べていました。そんな平成バーガーの中でも特に思い入もが強い一品が、この平成バーガー3人衆でも飛び切り主役感の強いたまごダブルです。
たまごダブル
私は歴代でもこのたまごダブルが一番好きです。
シンプルでジャンク。マックのいいところしかありません。
たまごダブルは2枚のビーフパティにタマゴとベーコンという素材で作られており、野菜は一切入っておりません。一見すると、月見バーガーとかなり似ておりますが、違いはビーフパティが1枚多いこととソースです。
このソースがたまごダブルの心臓です。どんな味なのか。
月見バーガーはクリーミーで濃厚なトマトクリーミーソース
たまごダブルはペッパーとオニオンを効かせたスパイシーなソース
イメージとしては月見バーガーにボリュームとジャンクを付与したのたまごダブル。早速食べてみましょう。
見た目はジャンクなマックそのもの。宣材写真とは大違い笑。
パンをめくると、そこはベチャベチャジャンクでした。
味わいはコショウのパンチが想像以上に効いてます。
そして、タマゴの白身がコショウのスパイシーな風味を広げてくれます。このソース、タマゴとの相性がとんでもなく良い・・・・
食べ進めるとそんなスパイシーな口中にマック特有のいい意味でボソボソするビーフの味わいがやってきます。2枚ある分ボリュームを感じる。肉汁とコショウの美しい味わいが楽しめます。
さらにスモーキーなベーコンの香りが深みを与えてくれる・・・・
全体的にジャンクすぎるこのバーガーにタマゴの味わいがほどよいマイルドさを与えてくれ、非常にバランスの良いバーガーとなっております。このバランスこそがたまごダブルの真骨頂でしょう。
仮説:たまごダブルに合うワイン
これだと、ただたまごダブルのレビューになってしまうので、ここからワインのブログらしくこのたまごダブルにはどんなワインが合うのか仮説を立ててみました。
・ジャンキーな料理に合う赤ワイン
・スパイシーなソースと同調するようなコショウのニュアンスがあるワイン
・スモーキーなベーコンを包み込むようなロースト香のあるワイン
・タマゴのマイルドさを消さないようにタンニンの強すぎないワイン
たまごダブルに合わせるにはこのタマゴのマイルドさに合わせるのが最大のポイントでしょう。
コショウのニュアンスとロースト香があるワインと言えばすぐにシラーなどが思い浮かぶと思いますが、それだけでは難しいのが、たまごダブル。
たまごダブルにワインを合わせるためにはシラーのような特徴に加え、タマゴのマイルドさに合わせるのが最大のポイントでしょう。
そこで選んだワインはコチラです。
ヴィンヤード・コレクション・ピノタージュ パーデバーグ・ワインズ 2020年
南アフリカのピノタージュです。詳細は後述しますが、柔らかい口当たりが最高のワインです。何故このワインを選んだのかは、「ピノタージュ」を100%使用し、とても丁寧な造りで造ったワインだからです。
ピノタージュとは
ピノタージュは南アフリカを代表する品種で1925年にステレンボッシュ大学のアブラハム・ペロード博士により、ピノ・ノワールとサンソーの交配で誕生したブドウ品種です。
病害に強く高い糖度が特徴で、南アフリカではカベルネソーヴィニヨン、シラー/シラーズに次いで黒ブドウでは3位の栽培面積となっております。
味わいの特徴としては、ピノ・ノワールのエレガントさとサンソーの酸味、スパイシーさが混ざりあったミディアムボディのワインとなります。
サンソーについてはコチラ
南アフリカのワインは個人的にはアメリカやチリワインの濃厚な感じにエレガントさをプラスした感じで、独自のポジションを築いていると思います。
何度かこのブログでも南アフリカのワインをお勧めしましたが、個人的に注目の産地です。
それでは早速ワインとマックを合わせてみます。
たまごダブル×ピノタージュ
たまごダブルを食べてワインを飲む。
ワインのスムースな口あたりがタマゴのプルプル感を損なうことなく、口いっぱいに広がり、ジューシーな味わいを楽しむことができます。
ワインとたまごダブルが全く喧嘩をしておりません。
さらにたまごダブルの鼻から抜けるペッパーの風味がワインのスパイシーな要素と同調して、余韻長く味わいが広がります。
スパイシーなソース、ジューシーなビーフパティ、スモーキーなベーコンに柔らかなタマゴ。
そこに合わさるプルプルタマゴのようなタンニンの丸いジューシーなピノタージュが見事にマッチ
非常に素晴らしい組み合わせ。
何度でも食べたくなる味わいです。
個人的テイスティングノート
つやっつやした輝きのある濃いめのダークチェリーレッド。ラルムは太く、粘性がしっかりとあります。
熟した華やかなベリー系の香りに、スミレの花の華やかさ。黒コショウのようなスパイシーなニュアンスを感じられ、スワリングするとふわっとスパイシーな香りがさらに強く感じられます。さらに生肉のニュアンスもでてきて、複雑な一面も垣間見えます。
非常にスムースな口当たりで、アルコールの熱さ、甘味を感じることができます。ベリー系の果実の甘味がゆっくり口中に広がり、タンニンは滑らかで非常に心地よいタッチです。丸みのある酸はしっかりと感じることができます。
全体的にふっくらしたボディが印象的。中盤からはローストしたコーヒーのような苦みと香りが現れ、リッチな印象もあります。
ものすごくアプローチしやすく、誰でも美味しいと感じる素晴らしいワインです。
パーデバーグ・ワインズ
このワインを造っているのはパーデバーグ・ワインズというワイナリー。
サスティナブルな造りを行っているワイナリーで、「ブッシュヴァイン」と呼ばれる盆栽のように低く仕立てたブドウ木を使っているのが特徴のワイナリー。
さらに知りたい方はコチラのリンクをクリックしてみてください。細かい情報がいろいろ書いてあります。
是非平成バーガーと合わせてみてください。
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