手軽に肉肉しいものを食べたい。
そんな気分の時に素晴らしい商品に出会ったので早速ペアリング検証してみます。
ジョンソンヴィル グリルブラウン
今日のお供はこいつです。
それぞれの業界には最高品質の代名詞となるブランドがあります。
時計業界ではロレックス、自動車業界で言えばロールスロイス、革靴ではジョンロブ。
そして、ソーセージ業界の最高品質といえば、このブランド「ジョンソンヴィル」です。
圧倒的なジューシー感とボリューム感。
その存在はソーセージ業界のロレックスと言っても過言ではありません。
そして、ジョンソンヴィルの中でもジューシー寄りなのがこのグリルブラウンです。
外はカリっとしており、中はジューシー
噛めば噛むほど肉の旨味とスパイスの刺激が増してきます。
この肉、大抵のミドル級赤ワインであればどんなワインでも合うんじゃないかというくらいの万能おつまみです。
そんなおつまみに早速ワインを合わせてみました。
ムーラン・ド・シトラン 2007年
2007年の熟成ボルドーです。見るからに肉に合いそうですね。
ではこの熟成ボルドーはどんなペアリングになるのでしょうか。
【ジョンソンヴィル】グリルドブラウン×【ボルドー】2007年熟成ワイン
食べます。
ソーセージを食べた後の一口目のワインがたまらなく旨い
ソーセージで肉肉しくなった口中を滑らかなこのワインがさっと爽やか印象にしてくれます。
さらに、ソーセージの余韻がワインの果実の甘酸っぱさを強調してくれます。
荒々しいジューシーな肉塊を円熟ボルドーワインが包み込むことで、なんとも上品な印象となり、食べ疲れ、飲み疲れすることなく永遠と食べ飲みすることができます。
ジョンソンヴィルを上品に味わいたい。
そんなときは是非熟成ボルドーを合わせてみてください。
個人的テイスティングノート
中心は漆黒のごとく濃い色合いですが、エッジには熟成を示すオレンジ色のグラデーションが見られます。香りは開けたてから開いており非常に複雑で引き込まれるような香りです。
果肉たっぷりのブルーベリーに完熟したプラム、さらにドライフラワーや皮、生肉、黒胡椒、バニラのニュアンス。綺麗な熟成を様々な香りの要素が知らせてくれます。
アタックは非常に滑らか。黒い果実の甘味と骨格を作るアルコールの甘味がゆっくりと味わえ、そこに豊富な丸みのある酸がワイン全体を包み込み、優しさと上品な印象を与えてくれます。
タンニンは溶け込んでおり、ヴィロードのような口当たりとはまさにこのワインにぴったりの言葉。シルクで舌を撫でるような心地良さ。アフターにはモカやキノコのような熟成香も感じられ、更なる上品さをもたらしてくれます。
熟成ワインのお手本のような味わいをこの価格帯で楽しめるというのは正直驚きです。
「複雑性を体現した香り」と、「熟成による心地よいタンニン」
是非この素晴らしい味わいを楽しんでみてください。
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