脂たっぷり角煮にジャストなワイン【アマローネ】

テイスティング

こんばんは。今年は暖かいと思った冬でしたが雪が降りました。

寒い冬にはボリュームがある暖かい食べ物を食べたくなりますね。

今日はピッタリの料理とワインを用意しました。

皮つき豚の角煮

今日の食材はこちらです。

皮付きの豚肉ちゃん。このぼってりした感じがたまりません。

こいつを鍋でぐつぐつにて、しょうゆとみりんで味付けをして

角煮をつくりました。

最後に白髪ねぎをのっけて出来上がり。

見てください!この皮のプルプル感。

コラーゲン全開です。

噛むたびに脂が口の中にあふれ出ます。豚肉の旨味と和風の甘味が混ざり合い、ものすごいボリューム。また、途中から味変としてスターアニスも混ぜてみましたが、この甘さも角煮にピッタリ。

最後のネギの苦さも味わいを引き締めてくれます。

まさに冬に温まる至高の1品。

こんな角煮にはどんなワインを合わせましょうか?

角煮に合うワインは

・今回の私のポイントは以下の3つです。

・脂と調味料の甘さに負けない濃厚な赤ワイン。

・角煮のテクスチャーと同調する丸みのあるワイン

・料理全体の厚みに寄り添うアルコール度数の高いワイン

さて、以上を元に個人的にはベストと思えるワインを見つけました。

べルターニ レガシー アマローネ デッラヴァルポリチェッラ 2019

BERTANI AMARONE della valpolocella
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モンテ物産 ベルターニ/レガシー アマローネの価格比較、最安値比較。【最安値 5390円(税込)】(2/6時点 - 商品価格ナビ)【製品詳細:チェリーのフレーバーや、ドライプラム、カカオの香り。濃厚な風味があるフルボディのワインです。】

コチラはベルターニという会社のアマローネというワイン。

ベルターニのアマローネは普通に買うと1万を超える超リッチなワインなのですが

なんとこの特別なベルターニのワインは5,000円代で変えてしまう最高の掘り出し物。

詳細は後述しますが、いろいろすごいんです。

早速角煮に合わせてみましょう

角煮×アマローネ

角煮を食べた後にワインを少し口に入れるだけで、めちゃくちゃ合うと感じる程素晴らしい組み合わせです。

ワインの甘さ、ボリュームが角煮と一体となり、お互いの味わいが非常に濃厚な味わいに。
またワインのほろ苦さが脂をカットしてくれて余韻もスッキリ楽しめます。

さらに、ネギと一緒に食べるとワインの苦味と同調してこちらも美味しくなります。

極めつけは、味変で入れたスターアニスとの相性の良さ。アニス独特の甘味がワインのもつカカオのような甘味とドンピシャです。

この味わいから察するに東坡肉とアマローネはおそらくとんでもないマッチングをすると思います。

アルコールの持つボリューム感と角煮のボリューム感が近く、お互いが支え合っている非常によいペアリングでした。

個人的テイスティングノート

輝きのあるオレンジがかった濃いめのルビーレッド。エッジにかけて綺麗なグラデーションがかかってます。粘性は強め。やや熟成が進んでおり、果実の熟度が高い印象をうけます。

そして香りのボリュームがすごい!

シロップ漬けのブラックベリー、プルーン、レーズンにゼラニウムみたいな大振りの花。インクのような濃さ、レザーやベーコンによる深みのある香りに重なるスイートスパイス、カカオのような濃密な甘やかな香り。香りだけで酔えそうなゴージャスな造りです。

味わいもまさに濃密。甘味のあるアタックの後にすぐに感じる14%のアルコールによる熱さ。

溶かしたカカオのような滑らで深みのある味わいにしっかりとしたピュアな酸が乗っかり重みを感じさせません。そこにドライフルーツの果実味とほろ苦さが交じり合いビターなフィニッシュとなります。

余韻は長め、夕食後もじっくり飲むのにふさわしいワインです。

夜一人で飲むのにこれほど相応しいワインはないのではないでしょうか。

アマローネとは

ここからはちょっとワインのうんちくになります。

アマローネというのはブドウの名前ではなく、イタリアのヴェネト州で造っているワインの名称。

イタリアというのは全20州すべての地区でワインを生産しており、ヴェネト州はなんと生産量1位

そんな1位のヴェネト州で最も有名なワインといえばこのアマローネを挙げる人もかなりいるのではないでしょうか。

アマローネはブドウを陰干し(乾燥させて、エキスを凝縮させるイメージ)して作るワインで、イタリアではこの陰干しブドウで甘口だったり、辛口のワインを造ります。

アマローネは陰干ししたブドウを辛口に仕上げたワインでとても人気があります。

ベルターニとは

ベルターニは150年以上の歴史のあるワイナリー。

当時陰干しワインと言えば甘口が主流だった時代に辛口のワインで注目を浴びたワイナリーです。

さらに直近ではイタリアの著名なワインガイドブックから表彰も受けました。

数あるイタリアワイン評価本のなかでも影響力が高いガイドブックとして知られているのがガンベロロッソ。1万アイテム以上の優れたイタリアワインをブラインドテイスティングして評価するもので、最高評価のトレ・ビッキエーリ(イタリア語で「グラス3個」、の意味)をはじめとする高評価を獲得すると、世界中の注目を集めます。そのガンベロロッソ誌最新版の2023年度版で、「ベルターニ社」が、栄誉あるワイナリー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀ワイナリー)を受賞しました!

https://www.montebussan.co.jp/wine/bertani.html

そんな、歴史ある有名なワイナリーの人気ワイン「アマローネ」となると値段は相当張ってしまいます。(実際に高いですよね)

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しかし、今回飲んだこのベルターニのアマローネはなんと1万を切るどころか、5千円代のすぐもの!!

このベルターニのレガシー アマローネというのは日本ではほとんど流通していないイタリア小売り向けの商品でいわば、アマローネの入門的な格付けです。

入門的な格付けですがそのポテンシャルはまさに本物!!

十分な味わいも持っております。

ベルターニに挑戦したいけど手が出ない方やアマローネを試したい方には是非ピッタリの商品でないでしょうか。

是非一度お試しください。

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